第6章:女の決意・男の勘違い
第14話:再会した嫁の前で、別の女を口説くのはヤメロ
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「ピサロナイトさん……ロザリーさんを守りたいのなら、お側に付いてた方が宜しいのではないですか?」
お父さんによって吹き飛ばされたシンちゃんの側に居る私達の方が、似非ピエールよりロザリーに近かった為、私達に危害を加える意思がない事を証明する為教えてあげ、ウルフへの牽制をする健気な私。
「くっ……!」
私の思いは通じたのだろう……
悔しそうにだが我々に警戒しながら早足でロザリーの側に近寄る似非ピエール。
私達は何もしねーってのに……
マリーSIDE END
(ロザリーヒル)
マーニャSIDE
人山から頑張って抜け出すと、私の露出度の高い服(ブラ)が大きくズレてしまった!
一緒に人山から抜け出たミネアの陰に隠れそれを直していると、リュカを中心に何やら揉め事が発生している。
相変わらずと言うか、リュカはトラブルに巻き込まれやすいわね。
とは言え、服(ブラ)を直すのに一生懸命だった為、肝心のトラブルが何なのか解らない。
他人の視線を遮る役割を果たしてくれた愛妹に尋ねようと顔を見ると……
「リュカさんが言ってた通り、奥さんってお美しい方なんですね」
奥さん……誰の事だろうか?
慌ててリュカの方に視線を向けると、隣には金髪美女が半裸(先程までは全裸だったに違いない)状態で寄り添っている。
「た、確かに……凄い美人ね……」
ぶっちゃけそうそう負けないと思ってた……私だって自分の容姿に多少の自信があるのだから。
だがアレは反則だろう!?
女の私が見取れてしまう美女が妻なのはズルイ!
不倫はいけない事だと思いつつも、それでもリュカの事が好きになっているのに……
あんな美女が相手では、闘争心なんか出やしない。唯々ヨダレが出てくるだけだ。
「楽しみですね、姉さん!」
「……何が!?」
私が世の中の理不尽さに落ち込んでいると、妹が何やら嬉しそうに話しかけてくる。
「はい。私……男性が3人同時ってのは経験あるんですけど、女性が3人ってのは未経験なんです! しかもあんな美人さんなんって凄いじゃないですか!」
「……………」
どうして私の妹はコレになっちゃったんだろう……大切に育ててきたはずなのに!
「あ、姉さん見て下さい! あの鎧の人も美女さんですよ……しかもどうやらリュカさんのお知り合いに似てるらしいです。女性が4人同時なのも体験できそうですね?」
……頭が痛くなった。
これ以上リュカと肉体関係を続けると、この娘の為にならない気がする。
妹だけに手を引かせ、姉の私が関係を続けるのは問題だろう……
奥さんと合流できたこの気に、私達姉妹はリュカと距離を置くべきだ。
後でミネアを説得しなければ。
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