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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第42話 模擬戦での一幕
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実であったため、渋々頷きながら答えた。

「今回だってティアナの様子に感づいていたみたいだが決して注意もしなかっただろ?訓練で動きが悪かった時も1度詳しく話を聞いてみても良かったんじゃないか?」
「………」

バルトの言葉に返す言葉もないなのは。

「先ず、教える側はなるべく1人1人の性格や考えをある程度把握しておく事。ティアナみたいなタイプは人に相談事を話せなさそうなのは見てて分かるだろ?そういうもの察して自分から悩みを聞いてやるのも隊長や今はいないが副隊長のヴィータの役目なんじゃないか?」
「………何かバルトさん、妙に慣れてますね………ずっと一匹狼って感じでいたのは格好だけですか?」

言われ続けていた溜め、冗談気味に嫌味を含んだ返事を返すなのは。

「俺の場合は嫌でもジジイに教え込まれたんだよ………『ログスバインとして騎士の憧れになった以上、お前も指導しろよ』ってな」
「うわぁ………バルトさんの指導ってどんな感じなんだろう………」
「受けた奴の8割は一週間で辞めたレベル」
「鬼畜だ!!」
「最近の奴は根性が無さすぎる」

と親父臭く言うバルトになのはもクスクスと笑い始めた。

「まあその話は置いておいて。とにかく、なのはに足りない物はコミニュケーション。それにお前さえ良ければお前の思いもちゃんと話してやれよ。そうすればティアナだって分かってくれるんじゃないのか?」
「自分の思い………」
「なのははどんな風に皆をしたいのか?俺の目指していた様に最強の魔導師か?」
「私は………」

そう呟いて黙り込むなのは。

「………決めました」

暫くしてバルトを見て、そう答えた。

「私、2人の所に行ってきます!ちゃんと自分の思いを2人に話そうと思います」
「決めたら即行動か、お前らしいな。………まあ頑張れ、なのは」
「はい、ありがとうございます!!」

晴れた顔でロッカー室を出て行くなのは。

「やれやれ………」

そんななのはの背中を見た後、バルトも腰を上げ、ロッカー室を出るが………

「あれ?何でバルトさんがロッカー室に………?」
「ん?キャロか。学校は終わったのか?」

丁度中に入ろうとしていたキャロと出くわした。

「あれ?キャロどうしたの?中に………ってバルトさん!?」
「おっ!?何だフェイト、いきなり大声あげて………」
「だ、だってバルトさん、な、何で女子ロッカー室から………?」
「ん?………あっ」

ロッカー室に居たのを知っているのは加奈となのはのみ。当然他の者達は知っているわけが無かった。

「ちょっと待て2人共、落ち着いてくれ………」
「バルトさん、最低です………なのはやヴィヴィオちゃんがいるのに恥ずかしく無いんですか!?」
「そうです!
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