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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第42話 模擬戦での一幕
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かなかやるじゃん」
前よりも動きのいいティアナを見ながらヴァイスは呟く。
「ほう………まだ訓練をしているのか………」
「姐さん。………ええ、ですけどティアナの奴、スバルと共に色々と考えて訓練をやっていますから少しは考えてみてくれたみたいっす」
「なるほど、この前のデートは上手くいったと言う事だな」
「デートじゃねえっすよ」
と話ながらも2人は並んでスバルとティアナの訓練の様子を見ていた。
「………何だあれは?」
「何だって、ティアナが囮になってスバルが大技で攻撃ってパターンの訓練でしょ?それがどうしたんです?」
「あれではティアナが玉砕するようなものだろう?」
「いや、ティアナはあれでクロスレンジ下の戦闘でも十分に戦える実力は持っています。………流石にスターズ全員の中では弱いかもしれないけれど時間稼ぎ位は出来る………」
「だがあれではティアナがボロボロになるだけではないか!」
「………だからこそ、ティアナは予め細かく罠を伏せておくんです。力や魔力量で劣っていても戦闘でそれが勝敗に左右する事は決してないって事を感じたんだと思いますよ。高魔力の魔導師を相手にするにはそう言った考えも必要です」
「それは分かるが………今からそんな戦いばかりしていてはいずれ大怪我をするぞ?」
「それも分かっていると思いますよ」
「いや、分かっていない………ティアナもヴァイスも………」
そう言い残して1人行ってしまうシグナム。
「姐さん………?」
ヴァイスにはシグナムの言葉の意味が分からなかった………
「それじゃあ訓練を始めようか」
そして1週間後。スターズの訓練が始まった。
「今日も隊全体の連携はギンガがちょっと呼ばれてていないからそれぞれ別々でね。バルトさんは加奈ちゃんのクロスレンジの訓練を手伝って」
「おし、分かった。今日こその分厚い防御を崩してやるよ!!」
ヴォルフバイルを高々に構え、そう叫ぶバルト。
「いや、訓練だからねバルトさん。ちゃんと分かってるわよね?」
「大丈夫だ、殺しはしねえ」
「なのは!!」
身の危険を感じなのはに訴える加奈だが………
「大丈夫だよ、ヴォルフバイルは非殺傷しか設定が出来ないようになってるから死にはしないよ」
「そういう問題じゃ無いわよ!!このバカップル!!」
加奈の叫びも虚しくバルトと1対1で訓練と言う名の戦闘が始まるのだった。
「………さて!2人は模擬戦をしようか。最近よく2人で訓練後も特訓してたみたいだし、今まで復習出来てるか見せてね」
ちょっと棘のある物言いにギクリと身体が強張った2人だが、直ぐに互いを見て頷いた。
「ティア、準備はいい?」
「ええ。なのはさんに私達の今の実
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