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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第42話 模擬戦での一幕
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………とか」

ニヤニヤしながら答えるスバル。ティアナの反応を見ながら楽しんでいた。

(訓練校の時から恋愛の話になると人が変わるもんね………ティア可愛い!!)

もじもじしながら弱々しい声で話すティアナを見て心の中で高らかにそう叫んでいた。

「でもスバル、多分ヴァイスさんはシグナムさんと仲が良さそうだったよ………」
「だってあの2人は前に所属していた部隊が一緒なんだから仲が良いのは当たり前だよ」
「そ、そうだけど………」
「あれ?やっぱり気になる?」
「ち、ち、ち、違うわよ!!私はただ………」
「ただ………?」

そう言って顔を近づけ、じっとティアナの顔を見つめるスバル。

「あああああ!!もう終わり!!!」

そんなスバルをティアナは無理やり自分から離した。

「あらら………だけどもし2人の関係が親密だったとしてもシグナムさんに勝つつもりで頑張れティア」
「だから!私は別に………」
「いっそのことヴァイスさんに聞いてみる?」
「スバル!!」
「ごめんごめん………」

いじり過ぎたかティアナが怒ったため、スバルも笑いながらだが素直に謝った。

「でも恋愛話なんて久し振りだね。六課に来てからプライベートも仕事中心の話だったし、最近はティア訓練ばかりで碌に話もしていなかったんだもん………」
「そうね………」
「ティア、悩みとか1人で抱え込まないで私に話してよね。私はティアの相棒なんだから何でも話を聞くし、私の力で良ければいくらでも力を貸すから」
「スバル………うん、ありがとう………」

そんなスバルの頼もしい言葉に感謝しつつお礼を言ったのだった………









「えっ!?自主訓練続けるの!?」

食事が終わり、スバルとティアナは再び自室へ。
そこでティアナは改まってこれからの方針をスバルに伝えることにした。

「ええ。私がみんなより劣っているのは確かだし、みんなの足を引っ張りたくないもの」
「ティア………」

そんなティアナの言葉にしゅんとするスバル。
そんなスバルの様子に小さくため息を吐いて話を続けた。

「けどこれからはちゃんと休みも考えるし、なるべく無理してやるような事はしないわ。そんなの本末転倒よね」
「ティア………!!」

俯いていた顔から笑顔へ一転するスバルにティアナも笑みを見せ答えた。

「それでねスバル、ちょっとお願いなんだけど………」
「うん、何………?」












「ん?あれは………」

次の日。業務を終え、紙パックのコーヒーを飲みながら歩いていたヴァイスは訓練場から音がしたので覗いてみると、そこにはまだ訓練をしていたティアナとスバルがいた。

「へぇ………俺もな
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