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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第42話 模擬戦での一幕
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「今日はありがとうございました。久しぶりにいい気分転換が出来ました」

戻った時には既に空は赤暗くなっていた。
そう言ったティアナの顔は晴れ晴れとしていてまだ疲れはあったようだが、それでも行く前よりはマシになっていた。

「そいつはよかった」
「だけど訓練はやめません、私はどちらにしても実力不足ですから………だけどもう一度ちゃんと考えて訓練する事にします」
「それでいい。俺は一言も止めろとは言ってないからな。頑張れティアナ」
「はい」

そう言って隊舎へと向かって行くティアナ。

「さて、これで少しは変わればいいがな………」
「何が変わるんだ?」
「おわっ!?」

後ろから声を掛けられ慌てて振り向くとそこには私服姿のシグナムがいた。

「姐さん!?一体どうしたんです?」
「いや、シャマルの買い物の付き合いで丁度その帰り道にお前の姿を見て声をかけたのだが………」
「あっ、そうですか………」
「しかしデートか?ヴァイスもしっかりやることはやっているのだな」
「いや、そういうのじゃ無いんですよ………」
「じゃあどういう事なのだ?」

苦笑いしながらそう答えるヴァイスにシグナムが不思議そうな顔で答えた。

「姐さんはティアナの自主訓練の様子を見たことありますか?」
「ああ。全部見ていた訳じゃないが、よくいつも訓練している所を見かけたな………」
「あいつ、その訓練いつもの訓練の後や空いた時間にやっていて寝る暇すら削ってやっていたんですよ」
「………何?そんなオーバーワークで訓練をしていたのか!?」
「はい。流石に見ていられなかったんで………隊長たちも色々と忙しいと思って余計な事しちゃいました」
「そうか………済まんなヴァイス。本来なら私達がしっかり見ていなければならないんだが………」
「よしてください、昔の俺と同じように見えてほおっておけなかっただけですから」

そう言って笑いながら答えたヴァイス。

「ああ、ありがとう」

そんなヴァイスにシグナムも笑って応えたのだった………







「………何だろう、あの2人妙に親しげ………」

そんな2人の様子を少し離れた物陰から覗くティアナ。
ティアナは借りっぱなしだったジャケットを返しに来たのだが、2人の姿を見て思わず隠れてしまった。

「私、何で隠れちゃったのかしら………別に出て行ってジャケットを返しに行くだけなのに………」

既にヴァイスは話し終え、シグナムも自分の部屋へと戻っていた。

「………まあいいわ、明日返しましょう」

そう言ってティアナは気にしない事にし自分も部屋に戻ることにした………













「ただいま」
「お帰りティア」
「スバル帰って
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