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鉄槌と清風
31部分:30:本局航空隊1321部隊
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叩きつけられた掌底、風の固まりが腹に撃ちつけられ、魔導師の体をくの字に曲げさせ…崩れた相手の腕を掴み、体を相手の懐に潜り込ませて…背負い投げ。
 空の上での投げは…打ち付ける場所が無い為、魔導師からすれば悪手にしか写らなかっただろう、が。

 「ゼピュロス!」

 『盾』

 ぐるんと回転する魔導師の背中普通なら地面のある場所に青いシールドが展開…其処へ思い切り叩きつけられる、油断していただけに衝撃が体を駆け抜け、動きが止まる。
 その一瞬で魔導師の持っていた杖を蹴り、弾き飛ばす…シールドの上に乗っかった格好の魔導師へ。

 「風鎖」

 『了解』

 青の魔力鎖と風により縛りつけ、鎮圧…周りもこの頃には征圧され空戦魔導師は全て捕まったようだ。
 地上ももう一個の小隊が現地部隊と連携し、鎮圧は完了した様子…このテロリスト達のアジトは壊滅し、テロリストも全員捕らえられた。
 現地部隊、1321部隊とも軽症者が数人程度で済んだそうだ。



 隊舎にもどり、出動隊員は報告書が終わり次第上がっていいという事になり、出向いた皆が協力し比較的早く書類は仕上げられた。
 書類をおわらせ、ぐぅーっと伸びをしている良彦に…

 「おっし、良彦、早く終わったって連絡したらはやてが飯食いに来いってよ、くるよな?」

 「おう、ありがたくお邪魔するぜ」

 「なら、急げよ、転送ポートの利用届けはだしといたかんな」

 「あんがとな、騎士カリムに連絡して直ぐいくわ」

 ぽんぽんとヴィータの頭を叩く。

 「へっ、はやてが誘えって言うから、仕方なくだよ」

 ふいっと横を向くヴィータ、少し頬が赤い。

 「あいあい、一回家よって、翠屋よるか、シュークリーム食うだろ?」

 「あったりめーだ、あたしも一緒にいってやるよ」

 「はいはい、翠屋から走るけど、平気だろうな?」

 「誰に言ってんだ、あたりめーだろ」

 パンッと手を打ち合わせ、転送ポートに歩いていく二人…隊員たちからは相変わらず微笑ましい表情で見送られていた。
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1321部隊での作戦の一幕…このまま、なのは堕ちるまでは一緒だとおもいます。
なのはもすこし、救済を考えております、今回のは祖の為の仕込みもあったりします。

次回は、はやてが聖王教会に行く話しでしょうか、リィンUも登場させられれば、と思います。

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