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ヘタリア大帝国
TURN116 カテーリンの資質その十二
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「アフリカまでいってもらってね」
「そして、ですね」
「我々のところに来たところで」
「枢軸軍を迎え撃ち」
「そうして」
「敵の主力を叩くんだ」
 ヒムラーは不敵な笑みで言った。
「そこから反撃だよ」
「そして枢軸諸国をドクツだけで倒し」
「その後は」
「世界はドクツのものだよ」
 もっと言えばヒムラーの、そして彼が信仰する神のものだが彼はこのことはあえて言葉には出さなかった。
「そうなるよ」
「そうですね、それでは」
「まずはアルプス要塞をですね」
「一応前哨基地としてグスタフラインも固めておくよ」
 イタリンのそこもだというのだ。
「まあ時間稼ぎ程度だね」
「イタリン軍ですが」
 参謀の一人がヒムラーに彼等のことを話す。
「相変わらずです」
「相変わらずだね」
「はい、相変わらずです」
 これだけで充分通じた。
「相変わらず戦争には向いていません」
「まあそうだろうね」
「若し枢軸軍が来れば」
 その時どうなるかというと。
「すぐに泣いて逃げ出すでしょう」
「やれやれ、困るね」
 ヒムラーは笑って言うがこれだけだった、彼にしてもイタリンについてはこれで済ませてしまった。
「そこが愛嬌があるんだけれどね」
「嫌いにはなりませんが」
「戦力としてはね」
「はい、なりません」
 そこが問題だというのだ。
「まあそこは割り切りまして」
「そのうえでだね」
「戦いを進めていきましょう」
 そうしていくべきだというのだ。
「我々の戦いを」
「アルプスにはあの新兵器を重点的に置くよ」
「要塞と共にですね」
「あれをですね」
「そう、それにね」
 まだあった、置くものは。
「あの大怪獣も置くか」
「サラマンダーもですか」
「あれも」
「大怪獣があれば完璧だよ」
「ですが総統、枢軸軍はこれまで何度か大怪獣と戦っていますが」
 別の参謀がヒムラーに話す。
「その都度、ニガヨモギにしてましても」
「倒しているっていうんだね」
「はい、それを考えますとサラマンダーでも」
「安心は出来ないよ」
 このことはjヒムラーもわかっていた、そのうえでの言葉だ。
「絶対にね」
「それでは」
「大丈夫だよ、周りに新型兵器置くから」
 だからだというのだ、安心していいというのだ。
「潜水艦もね」
「それに要塞もですね」
「あらゆるものを」
「それに若しアルプスを破られても」
 まだった、ヒムラーの切り札は。
「カードは二つもあるからね」
「あの機械の兵達と怪獣ですか」
「次は」
「最後に勝つのは我々だよ」
 絶対の自信と共に言い切った、そしてだった。
 ヒムラーはアルプスの護りを固めさせていった、そのうえで来たる枢軸軍との戦いの時に備えていた。勝利を確信
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