第三章
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ていうか何かゴロゴロしてない?」
白は僕達の周りを見て少し呆れた声になった。
「ここって」
「全然掃除してねえんだろうな」
髭は煙草を咥えたままだった。
「もっとも汚くしてるのは俺達だけれどな」
「じゃあ集めることが掃除かな」
細目がまた言ってきた。
「それもいいかな」
「だよな。まあたまには掃除もな」
「いいよね」
七人で笑って言い合ってそれで空き瓶を集めた。そうして僕達は夢を入れるそれを手に入れた。
もう昔の話で今僕達は東京にいる。けれどその手にはまだ空き瓶が一杯ある。あの時の夢を入れた空き瓶が。僕達の手の中にあり続けている。
NEXT GENERATION 完
2009・5・16
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