TURN116 カテーリンの資質その三
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を尋ねたのだった。彼等は丁度モスクワに戻ったところであった。
「あの、今のお気持ちですが」
「複雑だな」
「そうなんですか」
「何と言っていいかわからない」
「そうですね、提督は暫くラーゲリにおられましたし」
「そこにいてもよかったが」
それでもだというのだ。
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