第161話 突然の宣戦布告
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夜が明け、大魔闘演舞当日の朝。ドムス・フラウの上空ではドォン!ドドン!バァン!ババン!と花火が打ち上げられ、「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」とフィオーレ中からやって来た観客の大歓声が上がる。
?「さぁ今年もやって参りました!大魔闘演舞ーーーーーッ!!」
会場を一望出来る場所には実況と解説、1日ごとに変わるゲストがマイクの前に座っている。
チャ「実況は、昨年の引き続きチャパティ・ローラがお送り致します。」
黒髪に特徴的な顔、茶色いスーツをピシッ!と着こなしたチャパティ・ローラ。実は、彼の髪の毛は『鬘』だ。彼の『鬘』はちょくちょく変わるので、注目して見ると意外と面白い。少しロリコン気味でもある。
チャ「解説は、こちらも昨年に引き続き元魔法評議委員六ノ席、ヤジマさんにお越し頂いております。」
ヤ「よろスく。」
料理人の服装にズーズー弁で喋るヤジマ。妖精の尻尾ギルドマスター、マカロフとは旧知の仲で、お互いに「マー坊」「ヤン坊」と呼び合っている仲である。評議委員を引退した後は、料理人として活躍している。
チャ「大魔闘演舞では、1日ごとにゲストをお招きしています。本日のゲストは、週刊ソーサラーの新人記者、レナ・スカイウォーターさんにお越し頂いております。」
レ「シャッターチャンス、お待ちしています。」
読者の皆さんは覚えていますか?以前、ジェイソンと一緒に妖精の尻尾を取材に来た新人記者のレナ・スカイウォーター。ユモに格闘技で投げ飛ばされた張本人です。以前より少し髪が伸びて、水色のシュシュでポニーテールに束ねている。
チャ「さぁいよいよ!予選、『飛捕』を見事勝ち抜いた、大魔闘演舞の出場者達の入場ですっ!!」
チャパティ・ローラの実況が言い終わると、会場に繋がっている石造りの出入り口から人影が見えた。
チャ「予選12位!そのワイルドさはフィオーレ一!ワイルドで優勝を狙う!四つ首の猟犬!!」
ギルドマスターはゴールドマイン。ヤジマ同様マカロフとは旧知の仲で、ギルド同士も仲が良い。昨年の大魔闘演舞に出場したが6位で終わった。メンバーは昨年と同じ、ロッカー、イエーガ、ノバーリ、ウォークライ、セムス。すると、突然5人が声を揃えて、
四つ首全「ワイルド、フォーーーーーッ!!!」
と叫んだ。実況どおり、ワイルドなギルドだ。
チャ「続いて予選11位!風でなびく白いマントとベールに包まれた若き魔道士達!白い柳!!」
ギルドマスターはニートポーチ。魔道士全員の平均年齢22歳とゆう若い魔道士が多い1年程前に出来た新人ギルドだが実力はかなりの
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