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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百四十一話:古代魔法の復活
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助手、及び我が助手の助手よ!わしの考えでは、今ので古代の移動呪文、ルーラが復活し、わしらは適性を身に付けたはずじゃ!ただの町の研究者であるわしには、適性が身に付いたとておいそれと使うことは出来ぬであろうが。旅人として経験を積んできたそなたらであれば、或いは使うことも出来るやもしれぬ!早速、試してみてくれぬか!」
「わかりました!」
私も、元気に答えてみますが。
適性だけあっても勉強してなければ使えないんですが、先生は興奮のあまりそこに気が付いていないのかどうなのか。
私もヘンリーも勉強はしてあるのできっともう使えるし、言い訳はどうとでもできるし。
早速、使ってみようとは思うわけですけれども。
「……先生。……室内ですけど。天井とか、大丈夫なんですか?」
チートの書にもダメとは書いてなかったから、大丈夫なのかもしれないけど。
適当に使って、天井に頭をぶつけたくはない。
「うむ!邪悪な力で満たされた洞窟や塔等では、脱出魔法のリレミトが別に必要になるがの!町や村にあるような人の住む建物であれば、魔法の障害にはならぬゆえ!安心して、使ってみるが良い!」
「……本当ですね?……信じますよ?」
先生だって使ったことは無いのに、鵜呑みにするのも不安だが。
今後の関係を考えれば、無暗に疑うのも。
「では、早速!……どこに行こうか?」
今度はヘンリーに向かって、疑問を投げかけます。
ゲームならヘンリーに会いに行かないと話が進まないので、ひとまずラインハットに行っとくところだけど。
ヘンリーはここにいるわけだし、そういう意味ではラインハットに向かう必要は無いわけだが。
「……とりあえず。ラインハット、行っとく?」
家族に会いたいとかあるんだったら。
なんだったら、そのまま
「別にいいよ。オラクルベリーでいいんじゃないか?オラクル屋、行きたいんだろ」
国に帰ってもらってもいいなんてことは、思考レベルで遮られるわけですかそうですか。
「そうだけど。あれは、夜にならないと」
「オラクルベリーに向かうならば。魔法の適性を得るのに必要な一通りの材料は揃っとるが、蘇生魔法に必要な世界樹の葉が無いでの。カジノで、取ってきてくれんかの」
「……わかりました!」
ヘンリーの提案に先生の鶴の一声で、オラクルベリーに向かうことに決定して。
離れて待っててくれた仲間を呼び寄せて、いよいよ初めてのルーラを使ってみます。
「それじゃ、いきますよ?……ルーラ!」
高らかに呪文を唱えると間違いなく魔法が発動して、目の前の景色がぶれて空高く飛んで行くような感覚に見舞われて。
「おお!!やった、やったぞ!!」
遠くで先生の喜ぶ声を聞いた
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