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Seeking ray of hope on the battlefield 〜戦場の希望の光を求めて〜
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そこは、戦場だった。
かつてあったはす向かいの家は無残に荒らされ、家としての原型を失い、そのがれきの下には血をまといながらも人がいる。
内陸の国・ユネストキア。私はユネストキア中心部カサリアの隣町リクウィにいる。カサリアはまだ襲撃を受けていないので、国としては滅んでいない。
ユネストキアの隣国・ノリアーサリィが、すべての火種なのだ。
色んな所から聞こえる銃声。叫び声。悲鳴。赤子の泣き声。
地獄と言うものがあるのならば、この様な光景を言うのだろうか。
もう、生きる気力もない者は、携えたナイフで自らの命を絶つ。それは、私も同感だった。
パァンッ
「軍ッ?まさか…」
近くに銃声が響き、とっさに声を上げる。
箱入り娘の母と、村長として活躍していた箱入りの父は怯え、私の後ろで家の隅っこで怯えている。
――私だって、怖いのに――。
私は、前剣術を学んでいた。だから親に代わって前に出ている。
緊張感が高ぶるのが分かる。
「出て来いッ」
ノリアーサリィの軍だ。
どうすればいい?
私は何をすればいい?
敵は、すぐ近く。扉を蹴って壊す。
「人がいるじゃねェか」
足は震え、覚悟を決める。
「こいつ、剣術が使えるんじゃねェか?」
目を見開く。
「捕虜とするか。おい、少年」
私に話しかける。後ろでは、ひぃっと言う声が聞こえる。
「なんだ」
もう、嫌だ。
「こっちに来ねェか。こねぇと母ちゃんと父ちゃんを殺す」
親を殺すなら私を殺せ。私の持っている剣は使い物にならない。もう、死ぬのかな。
「いいわ」
「コゥヴェリア!」
私の名を呼ぶ母の声が聞こえる。
「いい奴だ」
私の手を引く兵士が、憎たらしい。そう思った。
私の手を汚すな。
私の人生を――踏みにじるな――――!
そんな憎悪の心が、私を支配する。
「のれ」
そんな淡々とした言葉も、すべてが憎ましい。
トラックが用意してあり、中に入ると、そこは小さな子で沢山だった。人質だろう。多分。私もその一人だというのか。
走るトラック内では、鳴き声がやまなかった。私はどうでもよくなって、トラックのカバーを外した。見たことのある風景。旅行など遠出をするときに流れた景色と同じ。
「何で…」
思わずつぶやいたその時、隣で「…初めまして」と言う、か細い声が聞こえた。私は声がする方向に振り向くと、そこには同年代くらいの女の子が座っていた。
「皆小っちゃい子だからさ、中学生くらいの子がいなくて」
声をかけた子は、私にはを見せて、にかっと笑う。それが、嬉しかったのかもしれない。この戦場の中、笑顔を振りまく人がいる。その事実に私はとても驚いた。
「よろしく、ね?多分、ここから抜けられないし」
私に握手を求めた
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