第六章
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ったのか彼女は別の行動に出た。
「・・・・・・・・・」
右手で十字を切った。それは俺にもよく見えた。
俺は彼女に見えるように窓の前で十字を切った。それだけだった。
窓に背を向ける。そして座った。それから窓は見なかった。何も言わなかった。
それでいいと思った。今でもそう思っている。愛しているとかそういった言葉は好きじゃない。そういったことがいらねえ時もある、その時わかったことだった。だが冷たい監獄から送りたい想いもある。それを今俺は御前に伝えたい。俺は戻って来る。その時まで待っていてくれ。それだけだ。
ジェイルハウス=ラブ 完
2005・1・28
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