デスゲームの始まり
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ン〉を作った。そして今、すべては達成しせられた」
今の俺達はこいつのおもちゃみたいなもんかよ……
「以上で、〈ソードアート・オンライン〉の正式サービスのチュートリアルのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘を祈る」
そして茅場は音もなく、上空に消えていった。それと同時にここにいる全プレイヤーが静まる。自分達はもうこの絶対に出られない牢獄に収監された囚人のように───
『嘘だろ……なんだよこれ、嘘だろ!
『ふざけるなよ!出せ!ここから出せよ!』
『こんなの困る!このあと約束があるのよ!』
『嫌ああ!帰して!帰してよおお!』
悲鳴、怒号、絶叫、罵声、懇願、そして咆哮
その無数の叫び声は無性にこのはじまりの街に響く。ここで喚いたって何も変わらない。俺達プレイヤーは生きるか、死ぬかの選択しかない。俺は人混みを掻き分けながら、一本の街路に入ると、聞き覚えのある声が聞こえた
───一人は大人しいスタイルの黒い髪に柔弱そうな両眼。いかにも女と思うほどの細い顔
───もう一人は悪趣味なバンダナが特徴で、つんつんとした赤い髪にぎょろりとした目。頬と顎にはむさ苦しい無精ひげが浮いていて、山賊のような顔
どっちも見たことない顔だ。だが、俺の耳は間違ってない。この二人は
カ「お前ら………キリトとクラインか?」
呆然と俺は呟くと、二人は
キク「「お前がカリトか!?」」
はもるように指を指しながら驚く。実際、俺も二人の顔の変わりように驚いたけど
カ「よかった。お前らここで何してたんだ?」
キ「ちょっとな。後、俺は今すぐこの街を出る」
カ「おいおい、一人で大丈夫なのか?それにクラインはどうすんだよ」
キ「大丈夫。ベータテスターとしての知識があるからな」
ク「それに俺は他のゲームで知り合ったダチがここにいるからな。置いてくわけには行かねぇよ」
キリトは一人で行動、クラインは仲間とか。俺にも仲間のあいつらがいるし、探すか
キ「じゃあ……また会おうな。クライン、カリト」
ク「おい、キリト!さっきから言いたがったんだが、おめぇ案外可愛い顔してんな!結構好みだぜ!」
カ「この状況で何言ってんだよお前………」
苦笑いをするキリトだが、少し笑っているように見えた。そしてキリトも大きく息を吸い
キ「お前もその野武士面の方が10倍似合ってるよ!!」
クラインに向かってキリトは言うと、そのまま背を向けて走っていった
ク「カリト。おめぇはこれからどうすんだよ?」
カ「俺も仲間がいるからな。今から探すよ」
ク「そうか。ま、お互い頑張ろうぜ」
カ「ああ。じゃな」
短い返事とハイタッチをして俺は広場に戻っていった
?『おーい
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