バトル・オブ・フェアリーテイル編
その男、ラクサス
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
度静止を声を上げる。
「うるせぇよ!ザコは黙ってろや!」
が、それに逆上したラクサスは、雷を放つ。
しかしその雷が向かう先にジェットはいない。
いるのは―――レビィ。
「「レビィ!」」
「ひっ」
それを見たレビィは身構える。
そして、雷は当たった。
「ぐぎっ!」
―――――レビィを庇う形で前に立った、ガジルに。
「ガジル・・・」
痛みが来ない事を不思議に思ったレビィが恐る恐る目を開き、驚愕する。
「レビィを守った・・・のか」
「お前・・・」
その行動に、ジェットとドロイも動揺と驚愕を隠せない。
ヨロッとよろけながらも、ガジルは自分の荷物を手に取る。
「もういいか?仕事があるんだ」
「あ・・・あの・・・」
「放っておいてくれ。行くぞシュラン」
「仰せのままに」
荷物を引き摺りながら歩くガジルの横に並び、その腕に治癒の蛇を巻きつけるシュラン。
「あ・・・」
その後ろ姿を見送ったラクサスも怒りが冷めたのか、その場を後にする。
(くだらねぇ・・・妖精の尻尾・・・俺が目指すギルドはこんなんじゃねぇ!)
マグノリアの街を歩きながら、ラクサスは拳を握りしめる。
(ガマンの限界だ!妖精の尻尾は俺が頂く!)
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ