暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
バトル・オブ・フェアリーテイル編
その男、ラクサス
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度静止を声を上げる。

「うるせぇよ!ザコは黙ってろや!」

が、それに逆上したラクサスは、雷を放つ。
しかしその雷が向かう先にジェットはいない。
いるのは―――レビィ。

「「レビィ!」」
「ひっ」

それを見たレビィは身構える。
そして、雷は当たった。




「ぐぎっ!」




―――――レビィを庇う形で前に立った、ガジルに。

「ガジル・・・」

痛みが来ない事を不思議に思ったレビィが恐る恐る目を開き、驚愕する。

「レビィを守った・・・のか」
「お前・・・」

その行動に、ジェットとドロイも動揺と驚愕を隠せない。
ヨロッとよろけながらも、ガジルは自分の荷物を手に取る。

「もういいか?仕事があるんだ」
「あ・・・あの・・・」
「放っておいてくれ。行くぞシュラン」
「仰せのままに」

荷物を引き摺りながら歩くガジルの横に並び、その腕に治癒の蛇(ヒールスネーク)を巻きつけるシュラン。

「あ・・・」

その後ろ姿を見送ったラクサスも怒りが冷めたのか、その場を後にする。

(くだらねぇ・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)・・・俺が目指すギルドはこんなんじゃねぇ!)

マグノリアの街を歩きながら、ラクサスは拳を握りしめる。

(ガマンの限界だ!妖精の尻尾(フェアリーテイル)は俺が頂く!)
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