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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第220話】
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ん何か知りませんわ……」
言って、プイッとそっぽを向くセシリア。
表情が窺えないが、怒ってるのだろうか……?
「……セシリア? 怒ったのか?」
「……知りません」
あくまでも表情を悟られないようにそっぽを向いたままのセシリア。
「……悪かったよ、だから怒るなって……な?」
「…………」
むすっとした表情のまま、睨んでくるセシリアなのだが俺には上目遣いで見てる様に見えて、内心ドキッと胸が高鳴る。
「……もぅ。 次意地悪したら口を聞きませんわよ……?」
「ぅぉっ……それは地味にキツいかも……」
「……うふふ、冗談ですわよ♪」
そう言って笑顔のまま舌をぺろっと出すと、また米を研ぎ始めた。
……セシリアもこんな表情するんだな……。
四月のセシリアが今のセシリアを見たら……多分倒れそうな気がする。
そうこうして何度か同じことを繰り返すと――。
「ヒルトさん、そろそろよろしいのでは……?」
「ん? ……そうだな、じゃあ炊飯釜に研いだ米を移して?」
「えぇ、了解ですわ」
俺に言われた通り、炊飯釜に米を移す。
「……このあとはどうするのかしら?」
「米は三合入れたから、目盛りが三の所まで炊飯釜に水を入れてくれるか?」
「うふふ。 了解ですわ、ヒルト先生♪」
……いつの間にか先生になってしまった。
炊飯釜に水を入れ、目盛りが三を少し越えた辺りで蛇口を閉めるセシリア。
「入れたらこの炊飯器に炊飯釜をセットして、その後炊飯のボタンを押せばOKだよ」
「成る程、ここまでやれば後は炊飯器で勝手に炊き上がるのですわね」
炊飯釜を持ち、炊飯器にセットして蓋を閉めると、言われた通りにスイッチを押すセシリア。
「……一応早炊きもあったが、待つのも醍醐味だしな。 後は炊き上がるのを待つだけさ、これがな」
「うふふ、因みにどれぐらいで炊けますの?」
「……三十分ぐらいかな。 まあ別に俺はゆっくり待つからな」
そう言って用意した椅子に腰掛けると、セシリアも隣に椅子を移動させて座った。
「……待つ間は暇ですわね。 ……どうしますか、ヒルトさん?」
「ん? ん〜……話するか、寝るか、それかセシリア、何かしたいことあるか?」
「わ、わたくしのしたいことですかっ!? ……あ、あるにはあるのですが……その……ゴニョゴニョ」
何故か指を弄び、俯くセシリアを俺は不思議そうに眺めていると、意を決したかの様に顔を上げて口を開く。
「き、き……キスがしたいですわ!!」
「……はい?」
顔を真っ
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