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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第219話】
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難しい料理からやっても上手くはいかないものですし、せっかくですからお米を炊いて、おにぎりに挑戦したいと思いまして……」


 眼差しは真剣そのもののセシリア、前回サンドイッチの作り方を教えた時、合間合間にアレンジを加えようとしては俺や未来が止めるというハチャメチャな展開だったが……これに関しては、大変過ぎたのは良い思い出……まだ一月ぐらいしかたってないが。


「……成る程、なら今日の夕食はセシリアの炊いた米でおにぎり食べるって事か。 了解、エプロンとか準備は出来てるのか?」

「えぇ、勿論抜りはありませんことよ。 うふふ、わたくしはセシリア・オルコットですから」


 そう言って髪をかきあげると、ふわりと甘い香りが鼻孔を擽る。

 セシリアが使っているシャンプーかリンス、はたまたトリートメントの香りだろうか……。


「ん、なら大丈夫だな。 一応料理するから髪はポニーテールで纏めといた方が良いぞ?」

「うふふ、わかりましたわ。 ヒルトさん、本当にポニーテールお好きですわね。 これからはポニーテールで過ごそうかしら? うふふ♪」


 楽しげな表情のセシリア――ポニーテールも似合うが、サイドポニーも見てみたいし、結った髪も見てみたい。

 まあこの辺りは年始の振り袖とか着る機会がある時に、母さんに結って貰えば良いだろう。


「じゃあ調理室に行くか?」

「えぇ、それでは参りましょうか」


 そう言ってスルッと腕を取ると、そのままセシリアは腕を絡ませてくる。

 もういつもの事だが、このアプローチ方法も胸が当たってドキドキする……。

 部屋に鍵をかけると、俺とセシリアは調理室へと向かった――。
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