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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第219話】
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陽は黄昏、夕闇に包まれそうな午後六時過ぎ。
ラウラと昼食を食べた後は、ドイツから届くシュヴァルツェア・レーゲンの予備パーツ(破損した時の修復用)の受理の為、名残惜しそうにラウラは部屋から立ち去った。
残された俺は、悶々とした気持ちのまま昼寝をし、起きた時間が午後五時半という。
その間、携帯に着信があり、確認するとセシリアからだった。
……何か用事があったのだろうか……と思いつつも、まだ電話をしてないのだが。
何にしても夕食時、ぼーっとしてても仕方がないので洗面所へ顔を洗いに向かうと――。
コンコンッ――そう控え目にドアを叩く音が聞こえてきた。
「開いてるぞー」
洗面所で顔を洗いながら、そう声をかけるとドアの開く音が耳に届く。
タオルで顔を拭いていると――。
「ヒルトさん、こんばんは」
開いていた洗面所のドアから、セシリアが顔を覗き込ませた。
いつもの制服を纏うその姿は、何処か気品溢れるものの覗く仕草の可愛らしさも彼女の魅力だろう。
「ん? セシリアか。 悪い、電話に出れなくて。 ……昼寝しててな」
「そうだったのですか……。 あの、お昼寝の邪魔をしてすみません……」
ペコリと頭を下げるセシリアだが、俺は――。
「大丈夫だ、サイレントモードだったから。 ……色々疲れが溜まってるのかな、俺」
「そうなのですか? ……確かに、ヒルトさんにとってはこの四ヶ月はとても疲れが溜まる状況だったかもしれませんわね。 ……ISの事もそうですが、クラス代表として、シャルロットさんの問題もそうですし……」
「……まあシャルに関しては力になるって言ったからな。 問題はシャルが仮にフランスの代表になれなかった時だ。 性別を偽って入学したのがフランス政府への批判と共にデュノア社の株価下落、あまり表立ってないがシャル自身にもフランス国民所か世界中から批判の声が出てるからな。 ……それでも、ルックスと性格の良さでフランス問わず、世界中で擁護する人達も増えてるのが現実だが」
「……そうですわね。 わたくしも微力ながらシャルロットさんの力になりますから、ヒルトさんはあまり一人で何でも抱え込まないでくださいな」
そう言ったセシリアの表情は俺への心配の為か、少し曇っていた。
「……そうだな。 まああまり一人で抱え込まずに皆の助けも借りるさ、これがな」
ニッと笑顔で応えると、セシリアも安堵したのか柔らかな笑みを浮かべた。
「……そういや、何か俺に用事があったんじゃないのか?」
「そ、そうでした。 ……これから夕食時ですが、ヒルトさん? 良ければお米の炊き方を教えてほしいのですが……。 む、
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