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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第二十話
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ゃいけないことが一杯ありますから」
なのはが遠慮なく叩きつける。普段勝てないからこういう時は言いたくなるのかもしれない。フェイトもそれに続ける。しかし答えになってないと竜二に突っ込まれて困るフェイトに、なのはが助け舟を出した。
「要は、これからどうやって挽回するのか見せてくださいってことですよ!」
「よっしゃ、見とけ。お前らのもう一人の兄貴分として、そろそろばっちり決めたるわ!」
意気込む竜二だが、果たしてどうやって見せるのか。こういう時の発言は深く考えていないことが多いため、今回はどこかに無理やりねじ込むのだろう。しかし物事とは常に、予定調和で動くとは限らない。
「全く、いきなり飛び出すから驚いたぞ」
「ああ、そりゃすまんかった。せやけどまぁ、妙な胸騒ぎがしてな。俺が出向かなあかんような」
「不良暮らしの勘ってやつか?やれやれ……」
陣形から離れたクロノと直人は、二人で魔力探知を繰り返しながら飛び続けていた。その距離はおそらく、元いた位置から直線距離で3キロほど。先ほど大モメをした二人だが、しばらく飛んでいたら頭が冷えたのか、既に直人が謝って収まった。
「この辺りか?」
「そのようだ。かなり接近されたな……」
「かめへん、水際で止めればすむ話や。問題は……」
しかし、それだけ離れてもまだアースラから確認されたという魔力反応を確認できない。ステルス機能でも使用しているのか、あるいはまだ到達していないのか。
「……それらしい連中おるか?」
「いや、こっちでは視認できない……まずい、どけっ!」
「ちょ、てめぇいきなり何を……」
何かを感じたのか、クロノがいきなり直人を突き飛ばした。そして、彼らがいた場所を緑の魔力光が抜けていく。
「クッ、そういうことか!」
「間違いない、この辺や!もっと強ぉ探知かけろ!」
二人はすぐに魔力探知を行おうとするが、敵はそんなに待ってはくれなかった。 ほぼ一瞬で一人の男が正面に現れ、至近距離からデバイスであろう杖を直人につきつけて砲撃魔法を撃つ構えをとっている。思わず今度は直人がクロノを突き飛ばし、自分は特攻をしかけた。
「消えろ、我らがために!」
「上等じゃボケ!」
しかし直人は悪態をつきながらも、背中の剣を引き抜きながら正面の敵に叩きつけるかのように振り下ろす。それが直撃した男は態勢を崩された。
「ぐぅっ、しかしまだまだ……」
「ええ根性しとるわ自分。覚悟しぃや!」
男はその衝撃を利用し、一旦距離を置いて杖から剣に持ち換え、直人に斬りかかる。しかし直人もただやられるはずはない。数回接近戦で火花を散らす。
「そらそらそらそらァッ!」
「なんだこいつ!?」
「遅い遅い!」
直人が大振り
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