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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第二十話
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そして時は経ち、作戦決行の夜がやってきた。今回の場所に選ばれたのは、以前竜二と直人が模擬戦で使用した砂漠地帯である。そこには、竜二、アスカ、はやて、シグナム、ヴィータ、ザフィーラ、シャマルと八神家が勢揃いしており、他にもなのは、フェイト、ユーノ、クロノ、直人、アルフがいる。他にも離れた地域でアースラが待機しており、そこにはリンディとフレディが待機している。
「さて、早速今回の作戦を説明しようか。アスカ!」
「はい」
竜二に呼ばれたアスカが空中にディスプレイを表示させる。またそれと同時に、ヴォルケンズが竜二の横に並ぶ。
「まず、すでに闇の書の頁はほぼ9割方埋まっています。その上で使える魔力は、なのはさん、フェイトさん、アルフさん、クロノさん、直人さんの誰かのものになります」
「全力で受け止めなければならないわけだから、蒐集役はシグナム達のうち誰かに行ってもらうこととする」
足が麻痺しているため車椅子のはやてでは衝撃を支えきれず、吹っ飛ばされる可能性があるからだ。それは以前、竜二が放った砲撃魔法でシグナムが麻痺のような症状を起こしたことからも明らかといえる。結局その原因は明らかになっていない。
「そして闇の書が起動すると、これまでのシナリオだと管制人格が主人を乗っ取り、無差別破壊活動を始めるとのことなので、これを全力で阻止する」
「行うのは我々ヴォルケンリッターと、アスカ殿と融合した兄上殿だ。高町達は、第三者勢力の襲撃に備えてくれ。もし仕掛けてきた連中が自分たちの手に負えないと判断したら、ハラオウンか我々に連絡して引き下がれ」
竜二の説明にシグナムが追加すると、なのはとフェイトが頷く。
「じゃあ、私たちはその間何をすれば?」
「今回は長期戦が予想される。破壊活動を行う管制人格を止めるには、融合したはやてが直接管制人格を説得する必要があるらしいんや」
本当にそんなことができるかは竜二自身半信半疑である。騎士達でさえも、これまでその暴走を止め切れた主人を見たことがない。しかし、管制人格へのアクセス権限を持つのは主人であるはやてのみなので、止められる可能性があるとするならはやてだけなのだ。するとここでアスカが補足するように説明を加えた。
「星天の書には闇の書に対するアクセス権限が備えられています。もしはやてさんが何の反応を起こすこともできないとなれば、私が主から離れて闇の書にアクセスし、はやてさんを起こす必要があります」
「アクセス権限があるなら、直接管制人格に向かうことはできないんですか?」
なのはの疑問ももっともである。闇の書へのアクセス権限があるなら、管制人格へのアクセス権限もあるはずだと。しかし、そこまではできないとアスカは言う。
「私に備わっているのは、あくまで短時間の、
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