第六十五話 犠牲にするものその八
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頃から」
「だからこそ」
「私はお姉様を、貴方達を」
セレネーだけでなく高代達もというのだ、彼もまた。
「この無残な因果を終わらせて」
「そうですか」
「ですから貴方もまた」
「残念ですが」
高代はここでも首を横に振って言う。
「それはです」
「そうなのですか」
「私は戦います」
やはりこう言う高代だった。
「夢、そして子供達を少しでも多く助ける為に」
「その手を血に塗らし」
「戦います」
こう言うのである、変わらず。
「絶対に」
「私も。そこまで仰るのなら」
それならというのだ。
「私も貴方も、他の方も」
「止められますか」
「今度はどの知恵を使っても」
やはり何としてもだというのだ、言葉には強さがある。
「そうさせてもらいます」
「そうですか」
「ですから」
「そのお心は受けました」
それはだと、高代は言いはした。
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