激闘、アオアシラ!
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ア「グルォ────!!」
熊特有の咆哮をしながら茂みから出てきたのは青熊獣アオアシラだった
ク「おいおい……何だよコイツ」
カ「アオアシラか……実際見るとでけぇ」
キ「そんなこと言ってる場合か!?」
おっと、つい見入ってしまったな。俺はユクモノ大剣を構え、臨戦態勢に入る
キ「どうすればいいんだ、こいつは?」
カ「簡単だよ。ただひたすら尻を攻撃すれば転がってスタン状態になるからそこもひたすら攻撃すりゃ倒せるよ」
ク「じゃ、いっちょ行きますか!!」
ア「ガルォ─────!!」
俺達は飛びかかると同時にアシラは高く咆哮を上げた
ア「ガルゥ!!」
ク「おわぁ────!!助けてくれ──!!」
現在、クラインはアシラに拘束状態にされ、アシラにぶんぶんと体を振られていた
カ「もがけばそのうち抜けられるから大丈夫。頑張れー」
キ「おい、いいのかよ?」
カ「大丈夫大丈夫。そう簡単には死にはしないよ」
本来ならばこやし玉を当てたりすれば、拘束は解けるが、まだこやし玉も無いので自力で脱出するしかない
カ「いち……にの……さぁん!!」
その隙に俺はユクモノ大剣でアシラに溜め斬りをくらわせる
ア「ガルゥ!?」
アシラは転がると同時にクラインの拘束も解かれた
キ「大丈夫か?クライン」
ク「ああ……まだ頭がクラクラするぜ……」
カ「今のうちに攻撃するぞー」
その後、スタン状態のアシラを三人でフルボッコにして、アシラのHPが大きく削れる。そして──
ア「ガア……ァ………」
ドズゥンと重い音をたてながら、アシラは倒れると無数のガラスの破片へとなり消えていった
ク「やった──!!俺達倒せたぜ!あのアオ何とかってやつ!」
カ「アオアシラな。後、それくらいで喜ぶなよ。あいつはモンハンの中じゃ最弱の方だよ」
ク「マジで!?俺はもうラスボスかと」
カキ「「そんな訳ないだろ」」
またキリトとはもるようにツッコむ。思ったがクラインは何かと弱いやつをボスに例えるな……
ク「ん?何か素材が手に入ったぞ」
カ「さっき倒したアシラの素材だな。それで防具を作ったり、武器を派生強化できるぜ」
キ「意外だな。ベータテストの時のSAOじゃ、武器や防具とかはボスモンスターから取れたりするし、鍛冶屋に頼んだりして手に入るからな」
カ「ま、色んなゲームでも違いがあるわけだ」
少しだけ他愛のない雑談をしながら、俺達は狩りを続けた。仮想世界でのモンスター狩り、そして仲間との協力プレイ。これ以上にない楽しさだった
────だが、この時の俺達はまだ知らなかった
────この楽しさが一気に変わることになることを
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