第160話 『飛捕』
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『妖精の尻尾Bの『飛捕』』
妖精の尻尾Bのステージは草原ではなく、崩壊したコンクリートの建物が建ち並ぶ、人気の無い崩壊した街だった。崩壊した街をスタートの合図と共に飛び回り始めた青い妖精の尻尾の紋章に「B」と書かれた金色の球体。
リョ「球体は空を飛ぶのか。こん中で空飛ぶ事が出来るのは・・・」
もし、リザーブ枠のフレイがいたら少し有利だったかもしれない。が、今この場にフレイはいない。でも、
ト「あの、僕、お化け達に協力してもらえば空を飛ぶ事は出来ますよ。」
マ「私もバーンの背中に乗れば飛ぶ事が出来るよ!」
ユ「私も氷で翼を造形すれば。」
ちなみに、マヤが言ってる「バーン」と言うのはマヤと契約しているワシの事だ。それにしても、このチームは運が良いのか?それともただの偶然か?
リョ「そんな事はどうでもいいんだよっ!んじゃ、空中ではマヤとユモとトーヤ。地上は俺とショール。球体を追い詰めたところでキャッチだっ!」
リョ以外「了解!!」
リョウの的確、高速の作戦により、
マ「我と契約した者よ、ここに姿を現せっ!!ワシのバーン!!」
ピィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!とマヤが指笛を吹くと、地面にオレンジ色の魔法陣が浮かび上がり、そこから巨大なワシが姿を現した。マヤはバーンの背中に飛び乗る。
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!幽霊兄弟!火の玉!」
トーヤは幽霊のユウとレイ、赤と青の火の玉を召喚し、ローブを?んでもらい、ユモは背中に氷で翼を造形し、飛び回る球体目掛けて3人は飛んでいった。それを地上でリョウとショールは見届けると、
ショ「なぁリョウ。」
リョ「何だ?」
ショ「この予選は、あの球体を捕まえる事だろ?」
リョ「あぁ。それがどうしたんだ?」
ショ「いや、だから、捕まえるから俺とリョウは魔法を使えないなって思って・・・」
リョ「あ。」
フィオーレ一番強いギルドであり、フィオーレ一お騒がせギルドでもある妖精の尻尾のS級魔道士以下の数少ない頭脳派魔道士のショールが冷静沈着に正論を述べる。さすがの聖十大魔道であり、妖精の尻尾の数少ないS級魔道士のリョウもショールの賢さには敵わない。
リョ「素手しか使えないのかよ。くっそぉ〜!随分厄介の予選を考えてくれたもんだぜ。」
頭を掻きながらリョウが愚痴を吐く。が、
リョ「まっ、いっか。」
ショ「えっ?」
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