3『始まりの日』
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
で、素材の質自体はよくない。しかし、レベル4になるまでの乱獲のせいでなまじ数が集まっているため、実質かなり高性能になっていると言っていい。
現在、錬成した短剣の数は3本。それらを錬成した片手剣が、今一本ある。あと錬成短剣一本で、スモールソードを超える優先度の片手剣を作成できるはずだ。ただし、スモールソードでは足りない。錬成片手剣の優先度はかなり高く、この先、アインクラッド第四層近くまで戦えるレベルと化している。この剣の代用とするためには、同じく四層レベルまで使用できる片手剣か短剣などのアイテムが必要となってくる。すべて合わせれば、十六層までは使えるだろう。
「手っ取り早く手に入れる方法はないか……」
ヘルメスが考え込んでいるその時。茅場晶彦の言葉がよみがえった。
『アインクラッド第一層にて、《はじまりの町》最寄りの町は《ホルンカの村》である。ここでは後の階層まで使用できる片手剣を入手するためのクエストが用意されている。もっとも、君には必要ないだろうがね』
「クエストアイテムか……」
たしかそのアイテムは、βテスト時代にも重宝されたと聞いた。それならば、もしかしたら錬成短剣に迫る優先度があるかもしれない。
「たしか、クエストを受けられる家は――――」
ヘルメスは、町の隅にひっそりとたたずむ、一軒の家を見つけると、その方向へと歩いて行った。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ