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MS Operative Theory
ジムの開発A
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??ジムの本格的な生産の開始と生産拠点??

 一応の完成を見たジムは、ジャブローやルナツーを中心とした地球連邦軍の巨大複合軍事施設の工廠で生産がおこなわれた。特に地球連邦軍の本拠地であったジャブローは有名で、ガンダムをはじめとするRX系MSの開発、生産拠点だったこともあって、当時の地球連邦軍工廠の中では最高のMS生産機能を誇っていた。

 また、アナハイム・エレクトロニクス社でも委託生産がおこなわれたほか、12月に奪還したキャルフォニア・ベースもジムの生産拠点として使用されており、一年戦争後期にかけてジムの開発施設は増加していった。このように、ジムの主な生産拠点は6ヶ所とされ、これ以外にも旧ソロモンことコンペイトウがジムの改修施設となった。

 生産・改修施設の増加と拡大はMSの定数確保が目的であった。この結果、ソロモン攻略戦やア・バオア・クー戦に多数のジムが投入されたが、急造がクオリティーの低下や生産施設による仕様の違いなどを招くという弊害もみられた。

 最初期に生産されたRGM-79[G](陸戦型ジム)はRX-79[G](陸戦型ガンダム)とほぼ同等の性能を誇っていたが、初期に生産されたRGM-79(ジム)の「先行量産型」(これは更にジャブローで生産された前期型と、以後の後期型に分けられ、外見上の違いはない)はカタログ・スペック通りの性能を発揮できない欠陥機であった。

 RGM-79G(ジム・コマンド)やRGM-79C(ジム改)のベースとなった「後期量産型」以降になってようやく、ジムは所定の性能を発揮できるようになったのである。



??ジムに要求された仕様??

 ジムは先行量産型の悪評もあって、満足な性能を発揮できない気体と評されることも少なくない。だが、ガンダムから不必要な要素を取り除いた、当時としては洗練されたMSであり、生産性と性能が絶妙なバランスで両立していた。

 これはビーム兵器の標準装備や大型シールドの採用、優れた出力?推力重量比など、ジオン公国軍のMS-09R(リック・ドム)と互角以上の性能を持っていたことからもわかる。地球連邦軍はRXシリーズだけではなく、ジムにも高性能を求めていたのである。


?量産性の追求

 ガンダムはその突出した攻防力や機動?運動性、生存性、そして全領域にわたる運用性などを持つ万能機だったが、生産性は極めて低かった。

 そこでジムはMSとしての基本性能を維持しながら、生産性の悪化に直結するルナ・チタニウム合金やコア・ブロック・システムを廃止、さらに兵装やセンサー類を簡素化することで、量産に適した機体として再設計されている。


?ビーム兵装の運用能力

 ジムの開発では、ガンダムで確立された技術の投入と、開発費の低コスト化の両立が問題となっ
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