スーパーロボット大戦OG外伝
0490話
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にとって有益な人材と言うわけだ。スレイ本人も相当に腕のいい戦闘機パイロットだしな」
そんな事を言いながらブリッジを出てミロンガへと乗り込もうとした時……
「艦長、向こうのアルバトロス級との通信が繋がりました!」
ブリッジのオペレーターの声を聞き、動きを止める。
『こちらアルバトロス級、ロレンツォだ。現在こちらに接近中のペレグリン級に告ぐ、貴艦の船籍を明らかにされたし。繰り返す。 現在こちらに接近中のペレグリン級に告ぐ、貴艦の船籍を明らかにされたし』
「アクセルさん、お願い出来ますか?」
「ん? この場合は艦長の方がいいんじゃないか?」
「いえ、この件はアクセルさんの主導ですので」
艦長の言葉に溜息を吐き、通信を送り返す。
「こちらイスルギ重工所属のペレグリン級。この部隊の責任者のアクセル・アルマーだ」
『アクセル・アルマー、だと? ……いや、この際それは置いておくとしよう。イスルギ重工所属ということだが?』
「ああ。そちらの撤退をしているスレイ・プレスティの援軍として派遣された」
ロレンツォはその言葉を聞き、30秒程の沈黙の後小さく頷く。
『うむ、確認した。それと……そこにいるのはムラタか?』
「久しいな。まさか道が別たれた後でまたもやこうして戦場を同じくするとは思わなかった」
『そうだな。だがムラタがいれば戦力的には……ん?』
「艦長、目標付近に多数の熱源反応を探知。恐らく追撃のバルトールと思われます」
ロレンツォが訝しげにするのと、俺の乗っているペレグリン級のブリッジメンバーがそう告げるのは殆ど同時だった。
「ちっ、もう追っ手が掛かってきたか。ロレンツォ、そこでの合流は無理だ。こっちに向かって移動しろ。合流してバルトールを叩く」
『了解した。すぐにそちらへと向かう』
こうして、ミロンガで初の宇宙戦を迎える事になるのだった。
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