スーパーロボット大戦OG外伝
0490話
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ントまで20分程ですので、艦長が準備をするようにと」
「そうか、すぐに行く。ブリッジでいいのか?」
「はい、お願いします」
その言葉を聞き、部屋の中に漂っているパイロットスーツを身につけて部屋を出てブリッジへと向かう。
ブリッジの中には士官室に行く前に見たブリッジクルーの面々。そしてムラタの姿もあった。そんな俺へと視線を向けた艦長が笑みを浮かべて口を開く。
「おお、アクセルさん。そろそろ合流ポイントなのですが……」
「何か問題でも?」
「いえ。幸い合流予定地点できちんとこちらを待ち受けているようですから、特にこれといった問題は起こっていません。……今は、ですが」
まぁ、そうだろうな。ロレンツォ達はスカルヘッドから逃げだしてきたのだ。それもバルトールの件やデュミナス達の事を知って。それは当然追撃が掛かってもおかしくはない。デュミナスの件は意図的に抜き、バルトールの件を艦長へと説明すると同様だとばかりに頷く。
「はい、私もそう思います。ただし、今アクセルさんが言ったようにいつ追撃があってもおかしくはありません。本来であれば第一戦闘配備をして貰った方がいいのですが、今回の件に関しては全面的にアクセルさんに権限が委ねられています。なので対応を聞いておきたく思い、ブリッジまで足を運んで貰いました」
「艦長の対応で間違い無いだろう。合流したら向こうの艦と一緒に一目散に撤退だ。確かイスルギの息の掛かった部隊がこっちと合流予定なんだろう?」
「そうなります。本来であれば、その部隊と行動を共にして戦力的な不安も殆ど無い筈だったのですが……何しろ、この状況ですので戦力を整えるのに時間が掛かったらしく」
バルトール事件のせいで出遅れた、か。
「まぁ、それに関しては現状を考えればしょうがないと言えばしょうがない。それよりも第一戦闘配備でいいんだな?」
「そうして貰えると助かります」
艦長が頷いたのを見て、ムラタへと視線を向ける。
「聞いていたな。取りあえずはスレイと合流をする」
「……スレイ、というのはイスルギ重工の手の者なのだろう? アクセルがそこまで気に掛ける必要はあるのか?」
訝し気な顔をして尋ねてくるムラタに、そう言えばスレイの件について話してなかったのを思い出す。
「スレイ・プレスティはこのまま上手く事が運べばリオンを開発した兄共々シャドウミラーに所属する予定なんだよ。ロレンツォに協力していたのならプロジェクトTDと言うのを聞いた覚えがないか?」
「……いや」
俺の言葉に首を振るムラタ。……まぁ、一種の戦闘狂に近いムラタにしてみればテスラ・ドライブの平和利用とも言えるプロジェクトTD、即ち恒星間航行機開発計画に関しては興味の埒外なのだろう。
「とにかく、シャドウミラー
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