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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0490話
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けるのでしょう? ならそっちからデータを貰う事も可能になるかもしれませんから』

 さすがにミツコと言うべきか。鵬法璽の契約に縛られていても自分達の利益は十分に確保するか。

「分かった。一応確認だ。俺達の目的は宇宙に上がってスレイの援護を行う。それが依頼だな?」
『ええ。その後はそちらの自由にして下さって構いません』

 となると……まずはスレイの援護をしてバルトールや修羅神と戦闘する。その際、ヒリュウ改やクロガネと共闘。その後はマオ社でブラックホールエンジンのデータと、出来れば現物を入手。最後にヒリュウ改やハガネがスカルヘッドでバルトール事件を抑えるのに協力だな。
 本来なら最後のスカルヘッドには正体がバレる可能性が高い以上行きたくはないんだが……何しろ、ここで手を出さないとラミアを助けるのが非常に難しくなりそうだからな。

「分かった。宇宙へは何処から上がれば?」
『インドネシア諸島の方で準備を整えてあるので、そちらからお願いします。では、ご武運を祈っておりますわ』

 それを最後に通信が切れる。
 ……さて、いよいよバルトール事件も最終章が近くなってきたな。もっとも、このバルトール事件が終わってもまだ修羅やら何やらが残っているからOG外伝としては序章が終了したって所なんだろうが。
 そんな風に考えつつ、隣の部屋にいるムラタの下へと向かう。

「ムラタ、仕事だ」
「……早速か、早いな。場所は?」
「宇宙。バルトール事件の後始末……みたいなもんだな。それと、お前の元雇い主を救いにな」
「ロレンツォを?」
「ああ。スレイが逃がそうとしているから、その援軍だ」
「承知した。宇宙へは何処から?」
「インドネシア諸島からだな。機体に関しては少し離れた場所で出すから付いて来てくれ」

 俺の言葉に、獰猛な笑みを浮かべ頷くムラタ。

「人形とは言え、幾多もの経験を吸収したバルトールなら俺の糧となるには十分だろう」

 ODEシステムの特性――生体コアとした人間の能力を蓄積して使用する――については既に説明してある為に、ムラタとしてはむしろ望む所なのだろう。幾ら斬っても無人機のバルトールなら問題にならないというのも大きいだろうがな。

「さて、じゃあ行くぞ。バルトール事件もそろそろ終幕に近くなってきたからな」
「承知!」

 ムラタと共にホテルをチェックアウトし、人目に付きにくい郊外まで移動してからミロンガと無明を空間倉庫から取り出し、ASRSを使用してミツコに指示されたインドネシア諸島へと向かうのだった。





「お待ちしてました」

 インドネシア諸島からイスルギ重工のコネを使い、待ち時間も殆ど無いままに宇宙へと打ち上げられた俺とムラタ。そのままミロンガと無明でシャトルから離脱
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