暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
宝貝の存在を忘れかけの宝貝使い苗の激闘記・14冊目
[7/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ど?」


ズゥ・・・・・・ン

背後の海がうねった。


「そのうねうねがどうかしたの?」
「いえ、あれは防衛プログラムが実体化した姿でして・・・あれが単体になってしまうとプログラムが暴走するのです。そうならないように全力で抵抗してたのですが・・・」
「・・・ちょいまち。抵抗って何よ?」


ズズゥ・・・・・・ン

背後の海が急激に膨張し、怪しい光に包まれ始める。


「えぇと、そのまま実体化させるとどれ程甚大な被害が出るか分からないので私自身の身体に封じ込めていたんですが、途中から乗っ取られ気味になって」
「ぽんずを殺した時は!?ぽんずを殺した時、もしかして貴方・・・!?」
「それはその、あの・・・って、あ」
「ん?・・・あ」


ズザァァァァァァ・・・・ン!!


≪グオォォォォォォォオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォン!!!≫


言い争う二人の後ろには、とんでもなく強大な化物―――闇の書自動防衛システム「ナハトヴァール」がその姿を現していた。というか、大口を開けて今まさに二人を飲み込もうとしていた。

「・・・うっそん。こんなのアリ?」
「たった今、しつこく話しかけてきた貴方をちょっぴり本気で恨みました」


空を飛べない苗と死にかけのリインフォース。この時、運命は決まった。



かに、見えた。



「構え!!・・・()ぇぇぇーーーーッ!!」

その瞬間に何者かが二人をその場から救いだし、残された闇の書に数多の射撃魔法が雨霰と打ち込まれたことによって、余りにも下らない結末を迎えようとしていた二人の運命は見事に変更される。

全く状況が呑み込めない苗だが、ナハトヴァールの正面部分がごっそりえぐれていることに気付いた。
そして、それを行ったのはとても沢山の味方達。

「無事かナエー!?助けに来たぜー!」
「一人でキレーにナハトと切り離してやがる・・・あいつギガヤベーな」
「全弾命中っと。んー!やっぱり砲撃はブラスタービット全部そろえてないと撃った気がしないわよね!」
「お前だけだそりゃ。そしてニルス・・・・・・また随分色とりどり連れてきたな」
「ちょっとクルト!?何で僕=子連れみたいな言い方してんの!?」
「お兄さんのお友達さんですか?」
「腐れ縁だけどね。さて、デュランダルの準備しておこう」
「ほえー、王様ってほんま私に似てんなぁ」
「そうであろう?光栄に思えよ?」
「フェイトが一人フェイトが二人フェイトが・・・三人!?」
「ど、どうも。残滓のフェイトです」
「僕はレヴィ!”へいと”じゃないよー!!」
「へいとじゃなっくてフェ・イ・ト!!」
「・・・カートリッジシステムが無いのですか?オリジナルの世界と随分違っ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ