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とある星の力を使いし者
第137話
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用意して制限時間ごとに交換していくという方法もとれない。
つまり、正真正銘一五分がタイムリミットなのだ。

「そうか。
 だが、無理はするなよ。」

「それは無理だな。
 こんな悪条件であいつを守るンだぞ。
 無理をしないと暗部の闇には勝てねェ。」

「なら、俺を頼ればいい。」

その言葉を聞いて、一方通行(アクセラレータ)は麻生の眼を見る。
その眼は嘘を言っているように見えなかった。

「どォいう風の吹き回しだ?」

「別に、俺が助けた命は病気や寿命などで死んでいくのなら、俺はそれを見送る。
 だがな、暗部の闇とかくだらないモノのせいで、俺が助けた命が死んでいくのを黙って見ていられない。」

「つまりあれか。
 テメェは自分の物を他人に壊されるのが許せねェって事なンだなァ。」

「そう受け取っても構わない。」

一方通行(アクセラレータ)の嫌味が全く通じていない。
ソファーから立ち上がると、そのまま麻生の横を通り過ぎていく。
どうやら、脱衣所に向かうようだ。

「そう言えば、愛穂達はどこに行った?」

リビングに行っても愛穂達の姿は見かけなかった。

「知るかよ。」

それだけを言って、脱衣所へ繋がる扉を開ける。
そこには、バスタオルで茶色い髪をグシャグシャと拭かれている全裸の打ち止め(ラストオーダー)と、左右からグチャグチャに拭いている裸の愛穂と桔梗がいた。
一番初めに反応したのは打ち止め(ラストオーダー)だ。

「どっ、どうして前触れもなく突発的に出現してるのあなたはーっ!、ってミサカはミサカはバスタオルに手を伸ばすけど届いてくれなかったり!!」

ぎゃーぎゃー騒ぐ打ち止め(ラストオーダー)を無視して、一方通行(アクセラレータ)はキョトンとしている愛穂や桔梗へ目を向ける。

「何でカギかけねンだよオマエら。」

「あー悪い悪い。
 あんたも寝てたし、鍵をかけるの忘れてたじゃん。」

「愛穂、とりあえずで良いから身体に巻いておきなさい。」

桔梗が愛穂にバスタオルを渡そうとした時だった。

一方通行(アクセラレータ)、そこに愛穂達がいるのか?」

「「ッ!?」」

麻生の声が聞こえ、脱衣所に向かう足音が聞こえる。
その後の愛穂と桔梗は素早く行動する。
麻生が来る前に、一方通行(アクセラレータ)を脱衣所の外へ追いやると、すぐさま扉を閉めた。
一方通行(アクセラレータ)はため息を吐き、麻生は唖然としている。

「な、何で恭介がここにいるじゃんよ!?」

予想外の人物がいる事に、愛穂はドア越しから聞く。

「携帯を忘れてな。
 取りに来たんだ。」

「そ、そうなの。
 用事の方は済んだのかしら!?」

「いや、ま
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