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とある星の力を使いし者
第137話
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ぁ、ウチの料理の修行を兼ねているけど。」

「ふ〜ん、そう。」

それを聞いた桔梗は再びご飯を食べ始める。
心なしか何か怒っているように見える。

「桔梗、お前はあんな真似はしないのか?」

麻生が言うあんな真似とは、『妹達(シスターズ)』を創り、一方通行(アクセラレータ)を絶対能力者(レベル6)に進化させる計画の事だ。
前にも言ったが今の桔梗は無職同然のようなものだ。
何より、彼女自身もうあんな真似はしないと心に誓っている。

「ええ、もうしないわよ。」

愛穂がいる手前、そんな全警備員(アンチスキル)が動くかもしれない内容を言う訳にもいかず、遠まわしにそう言う。
一方通行(アクセラレータ)打ち止め(ラストオーダー)はその二人の会話の意味が分かるが、愛穂だけは全くついていけてない。

「そうか。」

桔梗の答えを聞いて、麻生は柔らかい笑みを浮かべる。
おそらく、愛穂と桔梗の二人の前でしか浮かべない表情だろう。
事実、一方通行(アクセラレータ)はその麻生の表情を見て鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしている。

「桔梗も俺のご飯が食べたかったら言ってくれ。
 お前の為なら、別に面倒とは思わない。」

「そ、そう?
 また今度の時にでもお願いするわ。」

さっきまでの雰囲気はどこ行ったのか。
顔を若干赤くしながらも、笑みを浮かべる桔梗。
すると、今度は愛穂の方が不機嫌そうな雰囲気を出しながら言う。

「ウチの時とは全然、態度が違うじゃん。」

「お前に関しては優しくすると、すぐにだらけるだろう。
 愛穂はもっと頑張れば、いい女になる。
 そうなれば、俺も態度を改めるさ。」

麻生の言葉を聞いた愛穂も何やら顔を赤くする。
打ち止め(ラストオーダー)は突然、二人が顔を赤くした意味が分からず首を傾げ、一方通行(アクセラレータ)は舌打ちをして、昼食を再開する。








昼食を終えた後、麻生は全員の皿を回収して洗う。
それらを終えると、麻生は言う。

「それじゃあ、俺はもう行くからな。」

「まだいても良いじゃんよ。」

「もっとミサカと遊んで、ってミサカはミサカはあなたの袖を引っ張ってみる。」

「服がのびるから止めろ。
 これから用事があってな、それに向かわないといけないんだよ。」

打ち止め(ラストオーダー)を引き剥がして、玄関に向かう。

「まぁ、用事なら仕方がないじゃん。」

「私も彼達も愛穂の家に居候するつもりだから。」

「そうか、それなら安心だな。
 じゃあな。」

麻生は愛穂の部屋を出て、エレベーターに乗り、一階まで降りる。
美琴との待ち合わせであるコンサート会場に向かう。
数十分歩いた所で、今の
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