新聞の件で外に出られなくなった件について
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
…あー、ここまで大きくなるとか思わなかったわー…うん…
アキの手の中にあるものは新聞だ。…新聞と言っても、何か怪しいような気がする…
『六十二層で一ヶ月に一回行われる『一周走』では『閃光』アスナを抜かして噂の『超新星』が優勝?』
はぁ、…いや、新聞の一面とか言ってたけど新聞のはじぐらいにのったらいいなー…とか思ってたら…うん…
「いやーびっくりしたよ、朝起きて新聞を見たらアキがドン?と新聞一面で載ってたし。」
目の前にいる眠そうな顔をしているのは第一層でギリギリ助けた同居人のコペルだ。
コペルとは、あの第一層から動向などを共にしている。
ちなみにキリトにはコペルが生きている事を黙っている。
「いやさぁ、俺もこんなに大事になるとか思ってなかったんだよ…」
「あはは、アキらしいよ」
コペルはあのホルンカの村を出たらけじめをつけるために自殺しようとしていたらしい。
…まあ、その所からちょっと躾をし直したからね☆
「そういえばこれからどうするの?どうもこの新聞のおかげで目立っちゃったようだけど…」
「これからか…うーん、コートを外せなくなるな…コートは少しかさばるから嫌なんだよなぁ…」
「まぁ、目立っちゃったからね…鼠のアルゴも情報を集めると思うんだよね…だけどさすがのアルゴもアキみたいに誰も分からず、ずっと後ろで活躍してた無名のプレイヤーの情報はわかりずらいと思うんだよね…」
「ひどい言いようだなおい…」
side コペル
僕がアキと出会ったのは第一層のホルンカの村だ…
2年前
「ごめん…キリト…」
僕はそう言って、スキル『隠蔽』を発動した。
僕はキリトに集まってゆく《リトルペネント》を見るとすぐに走り去った。
…バカ…僕は何今更ながら、後悔をしているんだ…自分で決めた道だ…
コペルはこのデスゲームが始まってから僅か数時間だが、気持ちの整理は早かった。
…これからこのデスゲームはもっと悪化して行く…もしかしたらPKや裏切りなどを行う奴らも出てくるかもしれない…
なら、されて絶望するより、して後悔する方がまだましだとコペルは結論付けた。
現実世界での小ペルは平凡な家に住んでいた。毎日同じ生活リズムで生活をしていった。毎日同じ事を何度も何度も繰り返した。
しかし、自分の心にはいつの間にかポッカリと穴が空いていてしまった。
原因は簡単。《刺激》だ。
人間は誰でも必ず《刺激》というものを求める。…求めるあまりに奇行に走ってしまう輩もいるがそんなにコペルは変人ではない。
しかし、コペルは心に空いてしまった穴をどうしても埋めたかった…それがこのSAOだ。
今とな
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ