第6話 =幼馴染=
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れたろ?」
言ってることむちゃくちゃだけどな…
「私は…まだまだ弱いわよ…こんなところに逃げ込んだんだから…。でも…」
「大丈夫。ユカさんなら強くなれるよ」
お?火がついたか?それならいいんだけど…
追い討ち?のようにサチも励ます。
「確かに…いつまでもこれじゃいけないよね…」
そういい立ち上がるとメニューを操作しだしどんどん自分の防具を装備してった。
ユカの装備を見てみると低レベルで引きこもっていたとは思えないほどの防具だった。
簡単に言っちゃえば攻略組みには届かない、でも強いみたいな。
「…あぁ!!あの男のこと思い出したらむかついてきた!!」
あ…男のことで落ち込んでたんじゃなく自己嫌悪なんですね…
なんか心配して損したなぁ…
次の瞬間、ドゴッという音が響いた。
理由はさっきの「心配して損した」って部分が顔に出ていたらしく
それで殴られたらしい。あとむしゃくしゃの解消?…ひどくないっ!?
「…これで完全復活だな」
「えぇ!…あのさ…私もパーティに入れてくれないかしら…?」
完全復活を見届け部屋を出ようとすると突然腕を引っ張られそんなことを言われた。
ここでサヨナラ〜かと思ってたんだけどな…普通に意外だ。
「どうする、サチ」
一応パーティメンバーであるサチに確認を取るが聞くまでもなかった。
彼女の顔がそう告げている。
ていうか、さきに行動して握手していた…だから行動力高いって…
「よろしく…えっとサチさん?」
「サチでいいよ、よろしくねユカ」
お互いにもう呼び捨てか…女同士の友情の結束って早いんだな〜
そんなことを思いながらぼおっとしていると後ろから「早く」という言葉が2つの声色で聞こえてきた。
それを追いかけて俺も部屋を出る。
こうして俺たちのパーティは俺、サチ、ユカの3名となった。
…男子俺しかいねぇじゃん…キリトでも…あいつはソロだな、ずっと…
そんなことを考えているとユカから質問があった。
「そういえば、リクヤっていま何レベルなの?」
「えっと…ついこの間レベルアップして67かな」
「…ベータテストでもやったの?」
俺はそれに首を横に振る。
普通ベータテストでもやってないとここまでいかないでしょうね…
これは言わないけど黒猫団の一件があって相当悔しかったからがむしゃらだったんだよな…
「じゃあサチは?」
「私は…62かな…だから最前線の戦闘は厳しいんだけどね」
サチも俺と一緒にレベル上げをやったから、いや俺よりも努力してるだろう…
あのころだと10近く差があったのにいまじゃ5だけだ。
この5が大きいんだけど…
「ならユカは?」
今度はユカに聞かれたサチがユカに聞く
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