第6話 =幼馴染=
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たって最低だとは思わない人間だぞ」
「リクヤ!!」
「お前はいつからこうなったんだよ!
このデスゲーム開催宣言の時とぜんぜん変わったまったじゃねえか!!」
「…て…だって…仕方ないじゃない…」
ユカはそうつぶやき始めた。
簡単に言ってしまえば裏切られて頼る人間がいなくなってしまった、ってことなんだけど…
「好きだった人に捨てられた…最後に見下すような目で…アンタにそれがわかるの!?」
泣きながら先ほどとはぜんぜん違う大音量で叫ぶ。
ここで「わかる」といってしまったら完全にうそになる。
それにこんなところで空気を読むなんてスキル、俺にはない。
「わかるか!んなもん!!」
「っ!?」
「なら、なんだ!?そのまま絶望したまんまなのか!?少しは見返してやるとでもおもわねぇのかよ!!」
正直これだけで説得できるとは思っていないし俺は「俺に頼れ!!」なんていいたくもない。
そんなのはキリトに任せておけばいい…任される強さは俺にはないから。
「…見返すなんて…無理よ…」
「やってみなきゃわかんねぇだろうが!!こんな俺でも攻略組に入ってんだぞ!!」
そう、俺はこいつにほぼすべての部類で負けていた。
勉強はもちろん、体育の授業とかのみんな平等にするスポーツとかでも全て負けていた。
唯一勝っていたのは「テイルズ」についてだけだけど…
ゲームじゃ勝負してないからわからないけど…
「う、うそ…」
「えっと…ユカさん?リクヤの言ってることは本当。確か2つ名で【破壊神】とか呼ばれてた気がする」
「…え!?そんなん俺初めて聞いたんですけど…」
驚いているユカにサチが説明する、プラス俺の2つ名と言うものがあるらしい。
俺が知ってるのはキリトが【黒の剣士】、アスナが【閃光】…だっけ?
さきほどサチに言われた俺の2つ名…【破壊神】…か。…神様になっちゃいましたけど…!?
俺は破壊したいなんて物騒なんじゃなくて守りたいって思ってるだけなんだけどな…
そんなたいそうなのなんて見当つk…ごめん…つきました…
「リクヤはさ、ボス戦で誰かがピンチになるとフィールドの壊せそうなものを壊しまくって
ボスを撹乱したり、ボスの部位破壊を率先して行ってるの」
ボスの部位破壊とは武器だったり、防具だったりを破壊してボスの弱点を増やすことだ。
俺の大剣はそのスキルがすでに武器についているからそういうことに特化している。
「な、なんてめちゃくちゃな…」
先ほどとは一変、サチの言う俺のことに興味を持っている…ていうか呆れている?
「ま、そんな俺でもたいそうな2つ名がもらえるまでがんばれたんだ。
裏切ったやつを見返すっていう大きな目標があるお前ならもっと早く強くな
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