29部分:28:聖王教会
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トリッジなどで、ようやく納得したのか、微笑むカリム。
「貴方は【風王】直径の子孫という事になりますね、清風の騎士の名はそのまま受け継いでください、此方でも登録しておきます」
「はぁ、ありがとうございます」
「ごめんなさいね、突然こんな話しで…古代ベルカの業と記憶を持つ人は希少なので、面倒でも確認を取っておかないと後でもめるのよ」
「まぁ、なんとなく判るんで構いませんよ、騎士カリム」
苦笑しつつ答える良彦、ふと思い出す手土産。
「そういえば、これを忘れてました、よろしければどうぞ」
差し出すのは翠屋の箱、シュークリーム詰め合わせだ、クロノから案内のとき紹介する人がいると聞かされていたので持ってきたのだ。
それを差し出すと、カリムは嬉しそうに微笑み。
「シャッハ、折角だしお茶にしましょうか」
「では準備します、騎士カリム」
そういって、お茶が用意され、早速シュークリームも準備される。
ゆっくりとお茶を飲んでいると。
「そういえば、良彦さんは管理局に入るので?」
「んー…実際の所はなやんでます、受け継いだ記憶があるんでベルカ自治区の方で騎士として、というのもありかな、と」
「では、私と同じように教団騎士としての叙勲と、管理局での仕事を両立と言う形にしては?」
「家柄とか無いけど大丈夫でしょうか?」
「では、私の直属の騎士になってもらって、管理局には派遣と言う形にすればどうでしょう?」
カリムと良彦の問答に、小さく頷くクロノ。
「それなら問題ないと思う、まぁ、陸は良い顔はしないかも知れないけど、大丈夫だろう…それに清風の騎士の名を教会で認められる訳だし、カリム配下なのも問題ないだろう」
「問題ないならいいけどな…と、良いですけど」
言い直す良彦に微笑むカリムとシャッハ。
「なれた言葉使いで構いませんよ、騎士良彦」
「そうですね、見ていて違和感しか覚えまえんし」
「おうふっ、じゃぁ普段どおりで」
二人の好意に素直に甘える良彦、ふと疑問が浮かぶ。
「そういえば、シスターシャッハは…騎士ではないので?」
「シャッハは、修道騎士ですね、シスターでありいざと言う時は騎士でもあります」
「あぁ、やっぱり」
「やはり、とは?」
良彦の問いに答えたカリムがくびをかしげる。
「先ほど握手した時に、手の感覚で…武器を使っている人だと」
「私もそれは判りました、ただ騎士良彦は無手ですよね」
それに答える良彦とシャッハ。
苦笑するクロノ、カリム。
「そういう事でしたか、後で模擬戦でも行うおつもりで?」
「時間があれば、
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