六幕 張子のトリコロジー
2幕
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かないで」
「うん」
エルの体を離すと、エルは笑って袖でフェイの目尻を拭ってくれた。次いでルルがしゃがんだ太腿にすり寄ってきた。
「! ルドガー!」
一緒に来たものの後ろで黙っていたルドガーを認め、エルは花咲くような笑顔でルドガーに駆け寄った。
「まったくっ。シンパイさせないでよね」
「ごめん。エルこそ大丈夫か? ケガとかしてないか?」
「してないよ。もー、シンパイショーだなー」
言いつつも姉の顔は緩みっぱなしだ。
(お姉ちゃんじゃないみたい。知らない女の子みたい。何で? フェイのお姉ちゃんなのに)
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