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ネギまとガンツと俺
第20話「試練―其の@」
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いい」

 ――後悔するよりもそっちのほうがネギにとっても助かるだろう。

「……あ」

 ハッとして先生の顔を見つめる。微かにその顔が優しく微笑んでいるように見えて、まき絵は「はい!」と元気よく頷き、ネギのもとへと駆けていったのだった。

 ――彼女もまた純粋……か。

 フワリと顔を見せ始めている太陽が暖かくタケルを照らす。

「……」

 僅かの沈黙の後、その表情に映っているのは先ほどまでとは一切違う色。

「テストか……面倒くさいな」

 最近、自分の変化を感じている彼だったが、こういう性格はあまり変わっていないらしい。黙々と一人で寮へと戻る道すがら、嫌そうにボソリと呟いたのだった。


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