TURN115 オリジナル対クローンその十一
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だがソビエトはどうかというと。
「あの国はまた独特だからな」
「別の経済圏か」
「ソピエト経済圏と言うべきな」
「枢軸国に参加してもか」
「太平洋経済圏はわからない、それにだ」
「それにというと?」
「太平洋経済圏は太平洋を中心としている」
その名前からわかる様にだ、太平洋経済圏はそうした組織だというのだ。
「中南米にインド洋も入るがだ」
「アフリカやスペインは入っていないな」
同じ枢軸国でもだ、アステカや元も参加しているがそれでもソープ帝国やアラビアの国々は参加していないのだ。
そのことからもだ、東郷は秋山に言う。
「それと同じだ、ソビエトもな」
「参加しないか」
「そう思う、俺はな」
「太平洋にあってもか」
「それでも経済圏が違う」
太平洋とソビエト、それぞれ別れているというのだ。
「そして欧州は欧州でだ」
「経済圏が違うな」
「欧州全土の経済圏がこの戦いの後出来るだろうな」
「欧州経済圏か」
「おそらくそれが出来る」
東郷は欧州についても言及した。
「アフリカも入る、戦後も色々あるだろう」
「戦いに勝っても終わりではないな」
「むしろそこからはじまりだ、ではな」
「よし、まずは陸軍が降下しよう」
戦いはないだろうと読んでいてもだ、用心はしてだった。
「安全は保障する」
「頼むな、利古里ちゃん」
「任せておけ、少なくとも不埒者に好き勝手はさせん」
山下はこう東郷に言って実際に先にエカテリンブルグに陸軍を率いて降下し外交交渉に当たる東郷達が入る港と会談場所であるカテーリンのいる建物とそこまでの道の安全を確保した、東郷達はそのうえでエカテリンブルグに降下しカテーリンと会談の場を持った、また一つ戦いが終わろうとしていた。
TURN115 完
2013・6・8
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