第6章:女の決意・男の勘違い
第13話:知己激似
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従事したいと思ってる事だろう。だけど現状は違う! 女の世話係を言い付けられ、君はそれに従っている。この顔と同じデスピサロに惚れてなきゃ、そんな屈辱的な事には耐えられない……」
「……ぐっ……」
緑の顔が真っ赤になってゆく。
怒りなのか、恥ずかしさからなのか……オイラには判らないけど、顔が真っ赤だ。
そして頻りに部屋の隅に居るエルフの事を気にしている。
そのエルフは吃驚仰天って感じで立っている。
「それにさっき……通路で初めて会った時、僕の事を見て『あ、デスピサロ様?』と嬉しそうに呟いてた。あれは恋する乙女の咄嗟に出た呟きだ。互いの位置を入れ替える時、持ち上げられた君は驚きながら『キャッ?』って声も出してた……あれは可愛かったよ(笑)」
先程まで緑は兜を被っており、発する声はくぐもっていた。
オイラになんかは男女の区別もつかないほど、ヘンテコな声になっていたんだ。
何でリュカさんには、その声が可愛く聞こえるのだろうか?
アニキにも可愛く聞こえたのかな?
オイラはまだまだ修行不足って事だろうか?
アローSIDE END
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