暁 〜小説投稿サイト〜
やはり俺の青春ラブコメは…間違ってるのかなぁ
当然、比企谷八幡はぼっちすぎる
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
こえる。あぁ……今からイチヨーが雪ノ下という魔の手に陥ってしまう。…もう略イチローでいいや

 それで俺が財布を取り出して小銭のとこから100円玉を鉄の箱に監禁する。イメージが曖昧だな〜。そして俺は、午後の紅茶ならぬ『午前の紅茶』のボタンを押す。ここではこんな不思議なものが売っていてその中でも午前の紅茶は特に気に入っている。午後の紅茶と何が違うって?うーん、色?

そして俺はもう一つの100円玉を取り出す。まぁ半分出すって言ったしな。仕方ない。俺たち3人だけティータイムで由比ヶ浜さんだけ無いってのも結構心に傷がつくもんだ。
 えっ?何?別に過去に何かあったわけじゃないよ?中学卒業の時に同じクラスだけで乾杯することになって俺の分だけ用意されなかったとかそういうことじゃないんだからねっ!!俺は若干涙目だったので比企谷にバレないように裾で拭う。バカにされるからな。そして投下したあとに俺は『男のカフェオレ』のボタンを押し、『男のカフェオレ』がガコンッと落ちて、それを拾う。

「お前って意外と気が利くんだな」
「意外ってなんだよ。俺は超気が利くぞ。気が利きすぎて自分の部屋で籠るレベルだぞ」
それを聞いた比企谷は「ハッ」と鼻で笑う。そのあとその顔がニヤリと口の端が吊り上がる。

「甘いな。俺は気が利きすぎて空気扱いだぞ」

「ああ。なんせ『クッキー』だもんな。あだ名が。クラスで空気扱いだからクッキー……んぷふふっ」

俺は頭の中で想像して笑うのを我慢することができなかった。それに完全に苛立った比企谷の目は怒りに染まっていた。

「清谷……てめぇ…」

「早く帰らなくていいのー雪ノ下さんがだまってないよー」
棒読みで話す言葉を発した後、振り向いて部室へと歩いて行った。その背後でぽつりと何かがつぶやいた

「…気に食わないやつ」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ