当然、比企谷八幡はぼっちすぎる
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〜〜??」
雪ノ下さんに存在を忘れられていた。でも思ったより傷つかなかった自分が不思議に思った。てか禁止条例みたいのあったんだ。まったく何の部活だよ
「……平塚先生から強制的に入部することになりました2年B組の清谷清哉です。思い出したか?」
「何の事かしら?」
「だから俺のこと忘れてたんだろ?」
すると雪ノ下はフッと鼻で笑った。
「私が本当に忘れてるとでも思った?ただ私は関係者以外立ち入るなと言っただけよ?あなたはここの部員でしょう?退部届出してたみたいだけれど」
バレてた。というかこいつ本当にムカつくな。ホントなんでこんな性格悪いやつが奉仕部なんてしてんのかね……理解できないって。
雪ノ下雪乃はこんなのだから絶対友達いないと思う。だって上から目線で俺を弄んで不敵な笑みを見せているこんなやつが友達なんているわけがない。
すると雪ノ下さんは俺から横にいる女子へと視線を向ける。するとその女子は怯んだように小さな声で「うぅ……」と縮こまっていた。
「あなたは由比ヶ浜さんよね?」
「う、うん。あたしのこと知ってるんだ」
するとその由比ヶ浜さん?は表情を明るくした。雪ノ下雪乃という存在に認知されていることは彼女にとって嬉しいのかもしれない。有名というか人気だからね
しかし何百の生徒の中で彼女が由比ヶ浜と分かったのはすごい。もしかして全校生と知っているのかもしれないので一応聞いてみることにした。
「もしかしてお前、全校生徒知っているんじゃないか」
「いいえ、あなたたちのことなんて知らなかったもの」
「「そうですか……」」
彼、比企谷八幡と俺は声を揃えて言った。
「別にあなたたちが気に病むことはないわ。私のミスだもの。あなたたちの矮小さに目もくれなかったのが原因だし、あなたたちから目を背けてしまった私が悪いのだから」
こいつ…慰めが全く下手だ。例で言えば、赤ちゃんが泣いているときにさらに泣かすという鬼畜技だった。そして未だミスディレクションの効果は継続中のようだ。さすが俺。流石ぼっち。
すると横にいた彼が食いつく。
「ねぇ、それで慰めているつもりなの?慰め方下手すぎでしょう?しかも最後俺たちが悪いみたいになってるからね?」
「慰めてなんかないもの。ただの皮肉よ」
雪ノ下さんは目もくれず髪を掻き揚げる。それを傍から見ていた由比ヶ浜さん?が入ってくる
「なんだか……楽しい部活だね」
すると由比ヶ浜はパッと明るくなった。少しは緊張が解けたのだろう。ってか今のを楽しそうって……残念な会話なだけだったと思うけど。
「別に楽しそうでもないだろ。会話が残念すぎる」
俺がそう話すと雪ノ下も少々頷いている。
「ええ、そうね。特に愉快ではな
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