当然、比企谷八幡はぼっちすぎる
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。もし高さをカバーできない時はコードギ〇スのユフィみたいに誰かが受け止めてくれるだろう。しかし消火器を使うことにより罪が悪化しそうだが……今は気にしない。
「――――今だ!」
直ぐに俺はカバンを手に取り消火器の所まで全力で走り、急いで取り出すと消火器を構える。……フッ。ここまでくれば俺の勝ちだ。
「平塚先生……あなたの敗因はたった一つです。たった一つの単純の答えです……あなたは俺を怒らせた!」
そしてホースを平塚先生に向けてレバーを引く。だが―――――――
ホースからは噴射しなかった。
「あ、あれ?なんで出ないんだ」
「まさか君は消火器の使い方すら知らないのか…」
いつの間にか平塚先生は目の前に来ていて憐れんだ目で見ていた。確かに消火器なんて今初めて使ったから使い方も何も知らない。
「そこの安全栓を抜かないと出るわけがないだろう?」
「ははは……」
苦笑いの俺を見た平塚先生の顔が悪魔だった。
「消火器で遊ぶな。まったく、お前は常識さえ知らないのか。あとで反省文用に原稿用紙3枚渡してやる」
「はい……すみません…」
そうして俺はまたもや平塚先生の進撃を止めることができなかった。すると俺の腕に関節技を決めてずるずると引っ張られていく。クソッ。安全栓なんて知っていたら逃げれたのに……。でも意外なことがあった。平塚先生が暴力を振るわなかった。まぁ今関節がちがちに決められてるけど
腕を絡めとって横にいる平塚先生に引き寄せられるのであの柔らかいものがうでに当たっていることが凄く気になる。べ、べつにこの柔らかさが最高だ!なんて思ってないんだからね!
……さて、冗談はさておき実際のところ俺はそういうことに興味がない。俗にいうイセイとかのレンアイというやつだ。とかいってボーイズラブでもないから勘違いしないでもらいたい。
いろいろ事情があって恋愛沙汰には引け目を感じている。それよりまず友達作りましょうねーって話なんだけど。あの小学1年生の歌で友達100人できるかな?っていう歌あるだろ?……無理だろどう考えても。そんな簡単にできたら苦労しないよ。100人友達作るとかギネス載るんじゃね?
超どうでもいいことばかり考えていると特別棟に入ると関節技を決めていた平塚先生は腕をそっと離し、来た道を帰ろうとする。
「お前にはまず何かを継続する力が必要だ。奉仕部に行って学んでこい」
そう言いながら来た道を戻りだして手を大きく上にあげる。
―――――――――チャンス!!
これ以上にないビックチャンス!今なら目を離している。その隙にとんずらできる。そう思った瞬間に平塚先生がこっちにギロッと顔を向けて睨みつけてくる。もしオオカミだったらぐるるぅぅぅと唸っているだろう。平塚
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