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ツンデレ君とジュンスイ君
母のいない生活

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昇がきてから5時間が経ちました。もう6時を過ぎようとした時玄関が開いた。
千鶴のお父さんだった。千鶴は凄く泣きそうになりました。
あのデレ(?)があってから2人は無言だったのだから。
千鶴のお父さんが昇の顔を見たとたん目つきが変わった。

「君が昇君だったよね。初めまして、千鶴の父です」
「あ、初めまして。あれ以来ですかね、あなたと会うのは」
「あ、あの時ってなんだよ、父さん」
父さんは俺の言葉を聞いてはくれなかった。あの時って何なんだよ。
「千鶴はここにいなさい。昇君とお話しするから」

もう20分が経つのだろうか。話が長い。少し覗くか。
「あの子が高校を卒業したら一緒に住んでくれないだろうか」
「いや、まぁいいですけど…なぜ」
「千鶴は君のことをもっと知らなくちゃいけない。そして母は多分帰っては来ないよ」
その言葉を聞いて千鶴は意味が分からなくなった。母さんは帰ってこない!?なぜ?
母さんはまた浮気してるの?もう俺には分かんないよ…。
「母さんは昇君に会うのが怖いんだ。君のお父さんと離婚しそれから会うのがすごく怖くなったんだ」
「………!?」

俺に会うのが怖い?俺ずっと母さんや千鶴に会いたかったのに…。みんな俺を嫌いになったのか?
もうダメだ。話についていけない…。ごめんね、母さん…。バタッと昇は倒れてしまった。
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