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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百三十八話:ひとときの平和な風景
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ので、毛布を持って木陰に移動して。
毛布に包まると、同じことを考えたのか隣にヘンリーが陣取ってきます。
魔物な三人は、そのまま日向ぼっこしながら寝るようですが。
ピエールはどうか知らないが、スラリンとコドランとスラ風号に関しては、紫外線対策とか全く必要無さそうだもんね。
ピエールにしても、「スライムナイトたるもの……」とかそんなこと言い出しそうだし。
横になったからと言ってすぐ寝付けるわけでもないので、なんとなく隣のヘンリーに声をかけてみます。
「……ヘンリー。……なんか。……平和だね」
「……そうだな」
だからどうということも無いけれども。
平和に見えて実は決してそうでは無いなんてことも、勿論わかってるけれども。
……お腹がいっぱいなせいか、意外と眠くなってきた。
眠気でぼんやりとしながら、なんとなく言葉を続けます。
「……ヘンリー。……お父さんの、剣。しっかり、使えてたね……」
「……そうか?」
もう既に、手に馴染んでたというか。
元の持ち主と基本の技術は共通してるせいか、誂えたみたいに似合ってた。
「……うん。なんか、ちょっと、……お父さんみたい、だった……」
「……そうか」
「…………ヘンリー。…………いつまで、こうやって…………」
「……ドーラ?……寝たのか?」
幸せなような切ないような、ふわふわとした感覚に包まれて、何を言ったかも言われたかもよくわからないまま、いつの間にか眠りに落ちました。
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