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鉄槌と清風
28部分:27:新しい旅へ
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がない」

 「なるほど、俺の時のように魔力光が見えれば簡単に魔法を使っているとばれるな」

 ヴィータの問いに良彦、リインフォースが答え、ザフィーラは納得する。

 「魔力の高い制御力により、『凪』を不可視状態のまま使う…これが【風王】の武の基本だ」

 「…それだけ高い制御力があるなら、射撃や砲撃は?」

 リインフォースの答えに、シャマルが再び疑問。

 「【風王】の家系は、えてして射撃、砲撃の素質は皆無だ」

 言われた良彦はがっくりしているが

 「だが、闇の書の闇に使った魔法があるのでは?」

 「あれは、射撃でも砲撃でもない…風を集めて作ったプラズマを本来なら無差別広範囲にばら撒く、ただそれだけの対軍魔法だ」

 「だが、あの時は」

 シグナムの問いに非情に答えるリインフォース…食い下がるシグナムに

 「道を作って、その先に結界まではったんだよ、あれ…プラズマ砲撃にみえて、実際はただの力技、だから威力も今一だったし」

 「そうなのか」

 「そうなんだよ…というか、ザフィーラもヴィータも俺と戦った時、俺から肉弾戦以外しかけたか?」

 「…しかけてないな」

 「ねーな、シュワルベフリーゲン投げ返したのはあれはただの投擲だしな」

 「そういうことだ」

 悲しそうに答える良彦、ザフィーラ、ヴィータも納得した様子。

 「ともあれや、リインフォースも予想外の格好やけどもどってきた、八神家全員集合やな」

 「そうですね、はやてちゃん」

 「はい、主はやて」

 「…ん」

 「おう、よろしくなリインフォース」

 はやて、守護騎士一同の歓待を受け、嬉しそうに微笑むリインフォース。

 「てか、話して喉渇いたし飲み物買ってくるからケーキ食おうぜ、一日遅れだけどそれ、桃子さんに頼んで今朝つくってもらったんだからよ」

 「良彦は空気読め!」

 「あぁん、んじゃヴィータはケーキいらねーのか?」

 「んなわけねーだろ、あたしも食うにきまってんじゃねーか!」

 「だったら、文句言わずつきあえ、飲みもん買って来るぞ」

 「ったく、しゃぁねーな」

 いつもの用にじゃれあいながら病室をでる良彦とヴィータ…はやて、リインフォース、シグナム、シャマル、ザフィーラはそれを苦笑しながら見送っていた。
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駆け足ながら、闇の書の闇破壊後のお話です…リインは、最後までデバイスコアにするか守護獣にするか悩みましたが、きちんと生活できる守護獣にしました…ご都合主義万歳。

一応A'sは完結です。
次回からは空白期で、聖王教会への訪問と
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