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鉄槌と清風
28部分:27:新しい旅へ
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 先にシャマルにメールを居れ守護騎士にも待ってもらっている、何度も足を運んだはやての病室…ノックの後扉を開ける。
 守護騎士4人とはやての合計5人の視線が入口に集まり、良彦とフードを被った人物に集まる。

 「おいっす、昨日ぶりだな」

 「せやね、面会時間になって直ぐとか、どないしてん良彦君…それにそっちは?」

 「そうだな、聞き分けが良すぎる融合騎…その今の姿かな、既に融合騎じゃないけど」

 とぼけたように言う良彦に、はやては、守護騎士は、驚いたようにフードの人物を凝視する。
 ゆっくりと外されるフードから溢れる銀色の長い髪の毛、開かれる瞳の色は赤…そして、飛び出す白い獣耳の12歳位の少女。

 「リイン、フォース?」

 思わず耳の辺りで疑問系になるはやて。
 ゆっくりとそれに頷く、少女…よく見るとベルトのように白い尻尾が腰に巻きついていて

 「はい…はずかしながら、戻ってきてしまいました」

 「恥ずかしくないよ、でもどうして」

 驚きと嬉しさで混乱するはやて。

 「説明してくれるな良彦」

 「そうだ、どういうことだ!」

 静かに脅迫気味な迫力のシグナムに、詰め寄るヴィータ。
 シャマルとザフィーラも困惑気味だ。

 「おちつけ、ちゃんと説明するから」

 ヴィータの頭を押さえとめる良彦、反対の手には翠屋の箱を持ってる。

 「ま、少し長くなるかもだしこれ約束のケーキな、皆の分もあるから」

 箱をヴィータに渡しどかっと椅子に座る、皆を見渡しゆっくりと話だす。

 「俺が受け継いだリト…リヒトヴェッテル・ベシュテンバーグの記憶の中に、彼が地球に着てから作った魔法がある…まぁ、特殊な考えを持った人とあったから考え付いたらしいけど」

 「【風は過去から未来まで常に流れ、人は死して風の中に魂をとかし、この世界を流転する、何時しか風は又一つになり、魂に新たな命を与える、風には今までの全てとこれからの全てが流れている】」

 「こんな考え方だ…で、リトは風の資質を持ち魔力も高い騎士だった、魔法構築は苦手でその魔法作るのに何年も掛かったらしいけど」

 一気に語り一息

 「どういう魔法なんだよ、結局、ちゃんと言えって」

 ヴィータが焦れる、それに苦笑しつつ

 「魂が風に溶けるなら、記憶もって考えて…媒介、俺の場合はゼピュロスだな…に死んで直ぐに風に溶けた記憶を記録させる、そんな魔法だ」

 「魔法構築とか俺には良くわからないんで、細かい事は言えないけど、それでもリトはそれを完成させ、俺が受け継いで…昨日の朝、リインフォースの記憶を集めた」

 「今回媒介にしたのは、ある管理世界で保護された狐型の子供だ、アルピノで保護先でも死に掛
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