第一部・トラブルを解決する幼女
ビアンお兄さんと洞窟で冒険をします
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今日は、ビアンお兄さんが来ませんでした。
心配です。どうしたんでしょうか。
見に行きたいのはやまやまなんですけど、いきなり押しかけたら失礼だし、第一ビアンお兄さんが住んでいるところを知りません。
なので、今日は一人で遊ぶことにします。
外に出たら、この村に帰ってきたときには気づかなかったけど、大きな洞窟がありました。
よく見ると、入り口に誰か人がいます。
本では、洞窟は暗くてジメジメなのでモンスターがいっぱいいるって書いてありました。
だから、あの人は危ないです。行って教えてあげよう。
「すみません、そこの人!」
そう言いながら近づいて行くと、その人が言いました。
「なんでしょーか。…あ、リーア。どうした、洞窟はあぶねーから入るんじゃないぞ。」
その人は、ビアンお兄さんでした。
病気かと思ったので、良かったです。
それにしても、何をしていたんでしょうか。
「ビアンお兄さんは、何をしていたんですか?」
「薬師のじーちゃんを探してたんだ。」
「なんでですか?」
「俺の母さんが病気になっちゃってさ、この村に薬をもらいに来たんだよ。」
「大変ですね。それで?」
「それで、その薬に使う薬草を探しに行った薬師のじーちゃんが、ここに入って戻らないんだと。」
「なるほど。探しに行かないんですか?」
「あぶねーじゃねーか。」
「その通りですね。じゃあ、私が行ってきます。」
「お前は冷静な顔して何を言っている!」
「大丈夫です、私それなりに強いので。」
「……よし、じゃあ俺も行く!」
「だめです。」
「大丈夫だよ、俺それなりに強いから。」
「さっきの私のセリフと似てますね。」
「似てるな。じゃ、行こう。」
「なんか腑に落ちませんがまあいいです。行きましょう。」
そんな会話をして、私達は洞窟に入って行きました。
ここは、洞窟入り口付近です。
「そういえば、ビアンお兄さんは武器持ってるんですか?」
「持ってるぞ。ほら。」
ビアンお兄さんに言うと、ビアンお兄さんは小さなナイフを取り出しました。
「それ、なんですか?」
「ブロンズナイフ。お前は持ってんのか?」
「持ってますよ。ほら。」
「なんだそれ。」
「銅の剣です。」
「剣か…。なんかイメージあわねえな。」
「そうですか?」
「ああ、お前はもっと杖とか持ってるタイプな気がする。」
「そうでしょうか。」
「そうだ。」
そんなことを話していると、岩陰から何か青い物体が飛び出してきました!
「これはスライムというモンスターです。主に2,3匹の群れで生活しており、食べ物は…」
「お前は何冷静に分析してんだよ!ブレイズ・エンバー・サラマンダー、メラ!」
突然のことでおどろいていると、ビアンお
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