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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第216話】
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飛べる子が全員だけどさ、歩行は皆よたよた歩きになってるし……俺もサブオート操作で何とかって感じだったから……」
「……ん? サブオート?」
ふとそんな単語が出たので思わず聞き返した。
「……? ヒルトも使ってるだろ? 操作方法にオート機能使って――」
「いや? 俺はIS使ってからずっとマニュアル操作だが?」
「なっ……!?」
そんな俺の言葉に、驚きの表情と共に持っていた箸を落とした。
「……? 驚く事か? 皆だってマニュアル操作だろ? ……いや、一夏はオート操作って言ってたかな」
からんからんと、コップの中の氷が中で転がる。
既に飲み干したそれをテーブルに置くと――。
「……う、嘘だろヒルト? ははっ、幾らなんでもそれは……現にまだ専用機の無い代表候補生だって一部をサブオート機能で使ってるって――」
「……あぁ。 一部訂正だな。 第三世代兵装の八式・天乃御柱だけはオートにしてるかな? あれをマニュアルでやってみたが……オートの方が迎撃率100%だったからな」
「……そ、そっか……。 ……やっぱりすげぇよ……頑張ってるよ、ヒルト」
本当に感心したのか、真っ直ぐと見つめるその視線と言葉に、自然と顔に熱を帯びるのを感じると――。
「お、俺なんかまだまだだって。 ……ん、もう食べ終えたしそろそろこいつを返してくるかな。 昼飯を優先したからな、俺」
言って、横に置いていた道具箱を理央に見せると――。
「そ、そういやお前ずっとそれ持ってたな。 ……なあ、後でメールしてもいいか?」
「ん? もちろん、いつでもメールいいぞ?」
「う、うん。 ……ヒルト、俺はお前を応援してるからな? 織斑よりも……俺はお前の方が努力してて――す、好きだしな」
好きという言葉に、一瞬心臓が跳ね上がるがよくよく考えると、好きにも色々な意味の好きがあるから都合よく取るのはダメだな……。
「……ありがとな、理央。 ……今度、また何か食べようぜ」
「お、おぅ。 ……俺はまだ素麺食べてるから。 ……箸、取り替えなきゃいけないな」
「……面倒なら俺の予備に貰った箸を使うか?」
そう言って横に置いていた予備の箸を見せると――。
「そ、そうだな。 ――あ、ヒルト? 皿は俺が片付けておくからお前はそれを返してこいよ」
「……良いのか?」
「……うん。 ほ、ほら早く行けって!」
そう言って急かすように促す理央に苦笑しつつも――。
「わ、わかったって。 ……ありがとな。 じゃあまたな」
そう言って手を振ると、理央も慌てたように手を振り替えした。
それ
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