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切り開く為の力
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みは和らいでいった。
「アンタの名は……?」
「私は織斑千冬だ」
その言葉を聞いた途端に俺の視界は暗くなった………



目を覚ますと病院のベットの上だった。
俺は一週間眠ってたらしい……
親父の火葬にまでは退院は出来た。
親父の生きていた時に言っていた要望で、砂浜で木を組み立て中に棺を入れての火葬にした。
母は俺が眠っていた間に別の男性と駆け落ちしたらしく、家に母のいた痕跡はなくなっていた。

パチパチパチパチッ

白い粉が炎と共に宙に舞った……
「親父………俺を助けてくれてありがとう………」
俺は落ちてきた骨の粉を掴み、握った。
「俺は……自分の人生を楽しむよ……さようなら………親父……」
俺は涙を拭きその炎が消えるまでその場に佇んだ………


炎が消え失せ、俺は一つの遺骨を海に捨てた………
「さようなら、親父………俺は……行くよ!」
踵を返しその場から去った。
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