見てろよ?明日の新聞の一面は俺だぜ?
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「?」
いきなり横で声が聞こえた。
「どうしたどうした、こんなに俺が隣にいるのが不思議か?なら、その理由を今ここで見せてやるよ。」
隣の人物は白い肌にオブラートな声、少し眺めの黒髪に整った顔立ち。一見大人びているように見えるが今ここでそのイメージは崩れ去った。
挑発されているのだ。私の事を『閃光』と知っていて。
…久しぶりに頭に来た。今ここでその自信をへし折ってやりたいと思った。
この人が私より早い訳が無い。まだ私は本気を出してはいないから。
今はやっと登り坂を登り終えた所だ。下り坂では自分のスピードに少し加算されるらしく、万が一の時にはここでスパートを賭けようと最初から決めていた。
今すぐその自身を折ってやるんだかr「シュッ」?
いきなり隣のやむこやかにつあえは男の人が消えた。
転んでもいない、後ろに下がったわけでもない、転移結晶はスタート時に没収される。じゃあ一体…?
「おい、閃光さんよぉ、お前一体どこを見てるんだい?」
その人物の声は前から聞こえて来た。
side out
おー、驚いてる驚いてる。やっぱり早さは一番じゃないと閃光は満足はしないのかー…
さっきの言葉はもちろん挑発だ。閃光さんが全力を出せるように。
さて、後はもう少しか…ほとんど直線だからなー…うん、もう少しだけ遊ぼう。
「おい?閃光?」
「な、何よ?」
「『黒の剣士』さんとはうまくやってるかー?」
「な、何よそれ?何で知ってる…うわわわわ?何でもない?」
あ、おもしれーわ、うん。(確信)
「いや、いろいろ知ってるって?第一層で築いた関係も惚れた瞬間もなぁ?」
「え、えぇ?嘘でしょ?」
必死な顔+焦ってる顔って面白いわ…うん。
「まぁ、これからも頑張れよ?恋の相談ならいつでも受けてやる?」
「あ、ありがとう…と言いたい所だけど、一つ質問いい?」
今は下り坂が終わり、真っ直ぐな直線、1000mだ。
「あ、あなた、何でそんなに速いの?私も閃光と呼ばれるから少し自信があったのだけれど…」
アキは少し悩んだ…
「うーん…」
「教えない☆」
フリをした。
ブチィ?と何か閃光の方から切れる音が聞こえた。」
「あなた…絶対にぶっとばす?」
あ、やべー、『経験値稼ぎの鬼』のスイッチ入らせちゃった…てへっ☆
…まぁ、後は500mだけだから普通に走れば勝つか…いやー、長かった長かった…一番疲れたね、どこのダンジョンよりも…
よし、最後ぐらいは本当に本気を出そうか。
後でアスナはこの時の事をこう語る。
「…もう…あれはダメですね…もう、ステータスとか関係なく
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